毎日、猛暑が続いています。
外はうだるような暑さだけど、建物の中は寒いくらいで、その温度差に体調を崩されてしまう方も少なくないのではないでしょうか?
暑さに負けないように『食事』もしっかりと!とはわかっていても、朝から暑いと『火を使うのは…』な~んて思ってしまいます。
でも『朝ジュース』は火を使いません。
暑さが続く今だからこそ、生の野菜やフルーツで朝から食事のバランスを整えましょう!
『すもも』を店頭で見かける季節になりました。
『すもも』と一言で言っても、『すもも』は『日本すもも』と『西洋すもも』に大別されます。
乾燥させたものが有名な『プルーン』は『西洋すもも』。
乾燥させると生のものよりも栄養価が凝縮され特に鉄分や食物繊維の含有量も高いので、小腹がすいた時におすすめしたいおやつです。
乾燥させたものは1年中手に入りますが、『生』のプルーンは今の時期だけ。
食欲の落ちがちな今の時期にはぴったりのさわやかな酸味。
店頭で見かけた時にはぜひお試し下さい。
そして『日本すもも』。
色も大きさも様々です。
写真に載っている緑色のすももは『ソルダム』。
国内での生産高第2位の品種です。
そして手前の少し大きなすももは『サマーエンジェル』。
山梨県で開発されたまだ新しい品種です。
新鮮な『すもも』の見分け方ですが、ポイントは『ブルーム』。
表面に粉を拭いたような状態になっている方が新鮮です。
『ブルーム』は果物自身が水分蒸発や外敵から自分の身を守ろうとして出している『ロウ物質』です。
ブルーベリーやブドウも選ぶ際も『ブルーム』を参考に。
『もも』よりも強い酸味は『クエン酸』と『リンゴ酸』。
疲労回復に効果的と言われています。
食物繊維も多く、皮膚や粘膜を健康に保つ働きがある『カロテン』も含まれているので、旬を楽しみながら、夏風邪も予防していただけたらと思います。
『すもも』と合わせるのは『人参』。
『人参』にもカロテンが豊富に含まれています。
固い野菜をジュースに使う時は、繊維を断ち切るように切るとミキサーで砕きやすくなります。
~すももキャロットジュース~
【材 料】 出来上がり約500cc
おこのみのすもも 2~3個
(小さいものは3個・大きければ2個)
パイナップル 100g
人参 60g
レモン汁 小さじ1
ハチミツ 大さじ2
水 1カップ(200cc)
【作り方】
①すももは種と皮を除き、適当な大きさに切る。パイナップルは一口大・人参は繊維を断ち切るように切る。
②材料全てをミキサーに入れて撹拌する。
*すももは酸味が強いので、お子様向けにはハチミツの量を増やしても。
(写真…奥:ソルダム使用・手前:サマーエンジェル使用)
南谷 志保 【食育マイスター・アクティブ野菜ソムリエ】
記事テーマ
朝ごはん。もちろん『朝からバランス良く』というのが理想ですが、ママにとっては朝が一番忙しい…そこで手軽に作れる『朝ジュース』をご紹介します。脳の唯一のエネルギーはブドウ糖。特に果物にはブドウ糖がたっぷりと含まれています。忙しい一日の始まりだからこそ、朝からしっかりと旬の野菜や果物をいただきましょう。