見ているだけで元気をもらえそうです。
ちなみにスイカは野菜でしょうか?果物でしょうか?
これは子どもたちが大好きなクイズです。
子ども向けの食育の講座でも一番多い質問です。
農林水産省の定義によると、簡単に言うと『野菜』は食用になる植物。『果物』は木になる食べられる実。つまりスイカは野菜の仲間になります。
ただ私たちは食習慣上はスイカを野菜として扱ってはいません。
定義上は野菜になるけれど、果物として扱っているものを『果実的野菜』といいます。
メロンやイチゴもスイカと同じく『果実的野菜』になります。
お子さんとこんなお話をするのも、野菜へ興味を持ってもらうきっかけになりますよ。
赤い果肉に皮は緑で黒い縞模様が入っているスイカですが、今は見た目も様々。
皮の色が黒かったり、黄色かったり、形が四角だったり、ラグビーボールのような形をしていたり。
『クリームスイカ』と呼ばれている果肉が黄色いものもあります。
小玉スイカは家庭用冷蔵庫の普及にともない生まれたそうです。
果皮が薄くて可食部分が多く、出る生ごみも少なくてすみます。何より食べきれるサイズは嬉しいですね!
食べきれるサイズということでカットスイカが売られていますが、切り口がなめらかで果肉が赤く鮮やかなものを選びましょう。
種が周囲に広がっているものはよく成長しているので甘いと言われています。
真っ赤な果肉にはトマトにも含まれているリコピンとカロテンが含まれていて、抗酸化作用が期待できます。
暑い夏の水分補給には最適なスイカは90%以上が水分。含まれるカリウムには利尿作用があり、余分な老廃物の排出を促す働きも期待できます。むくみ予防にも効果的です。
糖分も含んでいますので、 紫外線を浴びて疲れた体の疲労回復に!
ただし体を冷やし過ぎてしまう場合がありますので、食べ過ぎには注意を!
南谷 志保 【食育マイスター・アクティブ野菜ソムリエ】
記事テーマ
朝ごはん。もちろん『朝からバランス良く』というのが理想ですが、ママにとっては朝が一番忙しい…そこで手軽に作れる『朝ジュース』をご紹介します。脳の唯一のエネルギーはブドウ糖。特に果物にはブドウ糖がたっぷりと含まれています。忙しい一日の始まりだからこそ、朝からしっかりと旬の野菜や果物をいただきましょう。