『ゴールドキウイ』は前回ご紹介した『キウイフルーツ』の黄色版です。
以前に比べてだいぶ店頭でも見かけるようになりました。
緑色の果肉が美しい『キウイフルーツ』に対して、果肉が黄色い『ゴールドキウイ』は酸味が弱く、甘みが強く、果肉も柔らかく、とても食べやすいです。なんと日本人向けに開発されたキウイなのだそうです。
『ビタミンC』の含有量は緑色のキウイフルーツに対して約1.5倍。1個で私たちが一日に必要とされる『ビタミンC』の量が摂れるのが嬉しいですね。
『ビタミンC』は大変熱に弱い栄養素です。前回もご紹介しましたが、ゴールドキウイも半分に切っただけで、スプーンですくって食べられる手軽さがありがたいです。これからますます紫外線が強くなっていきますので、ママのシミ予防にしっかりと摂りたい栄養素です。
また建物の中は涼しく、外は暑く…と場所によって気温差が出てきて、体調を崩しやすく、夏風邪もひきやすい季節なので、夏風邪予防の為にも朝からしっかりといただきたいですね。
ちなみにゼリーを作る際に、ゼラチンの箱の後ろに『固まりにくい』フルーツの一つとして『キウイフルーツ』と書かれてあるのを見たこともある方がいらっしゃると思いますが、これはキウイフルーツに含まれる『タンパク質分解酵素アクチニジン』によるもの。ただし『ゴールドキウイ』はこの『アクチニジン』が緑色のものに比べて含有量が少ないので、ゼリーを作りたい時の扱いは決して難しくありません。
『ゴールドキウイ』を使って涼しげなおやつも良いですね!
お刺身の『つま』として見かけることも多い『青紫蘇』。添え物のイメージが強いですが、実は栄養満点!
ビタミン・ミネラル類がとても多く、カロテンや脂質の代謝を促すビタミンB2・お子様の成長にかかせないカルシウムの含有量は野菜の中でもトップクラスと言われています。添え物にしておくにはもったいない野菜です。
独特の香り成分には抗酸化作用も期待できます。
ただこの独特の香り、苦手なお子様も多いかもしれません。そこで今回は甘みの強いフルーツと組み合わせました。強めの甘みと組み合わせることで後味がほんのり爽やかなジュースになりました。
ところで、『青紫蘇』を買って野菜室にしまったままにしておくと、葉の端が黒く変色してしまうことも。
保存法としては、しめらせたキッチンペーパーでつつみ、さらにビニール袋かラップをして水分を保ってあげましょう。
たくさんある場合は、小分けにした方が持ちが良いです。
南谷 志保 【食育マイスター・アクティブ野菜ソムリエ】
記事テーマ
朝ごはん。もちろん『朝からバランス良く』というのが理想ですが、ママにとっては朝が一番忙しい…そこで手軽に作れる『朝ジュース』をご紹介します。脳の唯一のエネルギーはブドウ糖。特に果物にはブドウ糖がたっぷりと含まれています。忙しい一日の始まりだからこそ、朝からしっかりと旬の野菜や果物をいただきましょう。