栄養成分が多いことで今注目されているトマトですが、うま味成分もたっぷり含まれています。
トマトに含まれている『グルタミン酸』は昆布と一緒です。
お子さんの好き嫌いが分かれるトマトですが、苦手であれば昆布の様にお料理のダシとして使ってみては?
トマトを加熱することで甘みも増し、青臭さも和らぎます。
例えばカレーを作る時に肉や野菜を炒めた後に、ざく切りのトマトを入れて蓋をして弱火で蒸し煮に。
野菜から勝手に水分が出ます。
お水を足さなくてもうま味たっぷりのカレーの出来上がり。
ジュースでは生のトマトを使いますが、トマトの青臭さが気になるのであれば、ちょっと甘めの食材と組み合わせてみましょう!
うま味が引き立ちますよ!
トマトの赤い色素は『リコピン』という成分。
有害な活性酸素の働きを抑える強い抗酸化作用が期待できます。
紫外線もだいぶ強くなってきました。
抗酸化力をアップさせる組み合わせは、トマトの『リコピン』には『ビタミンE』。
今回はこれから旬を迎える、ビタミンEが豊富に含まれている『ブルーベリー』を合わせてみました。
今回は手に入りやすい冷凍のブルーベリーを使いましたが、ブルーベリーは実は200種類以上もの品種があるそうです。
品種によっては酸味が強いものもあるので、酸味が強いブルーベリーが手に入った時はそのまま食べるだけではなく、サッと煮てお肉料理のソースにしてみると、いつもとは違った食卓になりますよ。
ブルーベリーにはビタミンEだけではなく、成長期の骨の発育を促す『マンガン』も含まれているそうです。
紫色の成分でポリフェノールの一種の『アントシアニン』には老化防止の効果も期待でき、ママにもお子さんにも嬉しい果物ですね。
トマトの『リコピン』の吸収力をあげるには『ビタミンE』。
そして『ビタミンE』の吸収力をあげるには『ヨーグルト』などの乳製品と合わせるのが良いと言われています。
そこで全てを組み合わせてみました。
~トマトブルーベリーヨーグルトジュース~
トマト(大) 1個(約200g)
冷凍ブルーベリー
100g(約3/4カップ)
ヨーグルト 100cc(1/2カップ)
水 100cc(1/2カップ)
ハチミツ 大さじ1~2(お好みで)
レモン汁 大さじ1
【作り方】
①トマトはヘタを取ってざく切りにする。
②材料を全てミキサーに入れて撹拌する。
紫色は『癒しの色』とも言われています。
朝に飲む『朝ジュース』としてはもちろん、日中疲れている時にもお勧めです!
南谷 志保 【食育マイスター・アクティブ野菜ソムリエ】
記事テーマ
朝ごはん。もちろん『朝からバランス良く』というのが理想ですが、ママにとっては朝が一番忙しい…そこで手軽に作れる『朝ジュース』をご紹介します。脳の唯一のエネルギーはブドウ糖。特に果物にはブドウ糖がたっぷりと含まれています。忙しい一日の始まりだからこそ、朝からしっかりと旬の野菜や果物をいただきましょう。