GWも終わり、ようやく通常の生活が戻ってきました。
今年は春が短かったように思います。
お日様が輝く暑い日だと思ったら、空が急に曇ってきてスコールのような激しい雨が降り、場合によっては雹まで降ったり…雨が上がった途端急激に涼しくなったり…ようやく新しい生活に慣れてきた時期だからこそ、体調管理にも気を配らないといけません。
体がだるくて食欲が…なんて時こそ酸味と甘みのバランスが良く、みずみずしいパイナップルを食卓に取りいれてみませんか?
一年中店頭でみかけるパイナップルですが、ほとんどが輸入物になります。
ただし国内でも沖縄本島や石垣島でわずかに栽培されていて、国産のパイナップルはこれからの季節に旬を迎えます。(初夏~夏)
『ピーチパイン』という名で売られているパイナップルは、通常よく見かけるものよりも果肉が白っぽく、甘い香りが強いです。
『スナックパイン』と呼ばれているパイナップルは、わざわざ皮をむかなくても手でちぎって食べられます。甘みが強く、芯の部分まで食べられます。
パイナップルと一言で言っても、品種は様々。
色々と試してみるのも楽しいですよ!
朝から食欲がないのであれば、ジュースにしてしまいましょう。
『噛む』ことも大事ですが、一番大切なことは朝ご飯を抜かないこと!
旬の果物を上手にとりいれましょう!
パイナップルには糖質の分解を助け代謝を促す『ビタミンB1』が多く含まれていて、疲労回復効果も期待できます。
またパイナップルの酸味の素となる『クエン酸』や『リンゴ酸』にも疲労回復効果が期待でき、食欲を増進させてくれます。
美白効果が期待できる『ビタミンC』も含まれています。
さすが、トロピカルフルーツ!
国産が旬を迎える暑くなるこれからの季節、私たちの体調を整えてくれる働きが期待できそうですね!
ところで酢豚の中に入っているパイナップル。
好みが分かれるところですが、パイナップルには肉を柔らかくして消化を助けてくれるタンパク質分解酵素の『ブロメライン』が含まれています。
つまり『酢豚にパイナップル』というのは、脂っぽいお肉の消化を助けてくれるという『理にかなったこと』ではあるのですが、実は熱に弱い『ブロメライン』。酢豚に入れたい場合は、火を止めてから最後に混ぜましょう!
ちなみに、パイナップルは樹上で熟したものを収穫しているので、すぐに食べられるそうです。
(メロンやバナナのように追熟はしません)
ただまれに完熟していないパイナップルに当たってしまったら、口の中がヒリヒリとしてしまうかもしれません。
葉や表皮につやがあり、甘い香りが漂っているものを選びましょう!
もし選ぶ自信がなければ…あえて『見切り品』コーナーに売っているものを買うのも一つの手ですよ!
確実に完熟していますので。
買ってきたパイナップルをすぐ食べないのであれば、新聞紙などで包み、野菜室に保管しましょう!
皮を剥いたものは、冷凍保存をしてシャーベット代わりにいただくのもお薦めです。
暑くなる季節にいいことづくめのパイナップルですが、食物繊維も豊富に含まれています。
そんなパイナップルに合わせるのは、同じく食物繊維を豊富含んだ『レタス』。これからは『夏レタス』が美味しい時期になります。
包丁を使うと変色してしまうので、洗ったら手でちぎりましょう!
お子さんに手伝ってもらうのもいいかもしれません。
茎を切ると出る白い乳状の液には食欲増進効果が期待できるので、芯も無駄なく使いましょう。
レタスの選び方ですが、持ってみて重いものは収穫が遅れて育ち過ぎの場合があります。
葉にはりがあって、ゆるやかに結球しているものを選びましょう!
南谷 志保 【食育マイスター・アクティブ野菜ソムリエ】
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朝ごはん。もちろん『朝からバランス良く』というのが理想ですが、ママにとっては朝が一番忙しい…そこで手軽に作れる『朝ジュース』をご紹介します。脳の唯一のエネルギーはブドウ糖。特に果物にはブドウ糖がたっぷりと含まれています。忙しい一日の始まりだからこそ、朝からしっかりと旬の野菜や果物をいただきましょう。