世界中の人々に愛されている野菜『トマト』。
夏のイメージが強いトマトですが、あっという間に赤く熟してしまう夏のトマトに比べ、春のトマトはじっくりと育つので旨味がたっぷりです。
ところで『フルーツトマト』って何でしょう?
品種ではありません。水や肥料等をギリギリまで制限して、トマトにストレスをかけることにより糖度を上げる栽培方法で育てた『高糖度トマト』のことになります。
美味しいトマトの見分け方は、トマトのお尻の放射線状の筋が多く、くっきりと出ていることが目安になります。
『フルーツトマト』は…
どのトマトを見ても実が詰まっていることが一目瞭然!
樹上で熟した方が栄養価も高いと言われているので、樹上でじっくり育てられた栄養満点な『フルーツトマト』を楽しんで欲しいと思います。
1年を通して旬の野菜や果物を『朝ジュース』として紹介してきましたが、今回が最終回になります。
お店に行けば一年を通して様々な野菜が手に入る今、残念ながら旬が分かりづらくなってきたと言われています。
とても便利になったとはいえ、それでもその季節にしか手に入らないものもあります。
例えば今なら…山菜・生のグリーンピース。
お子さんがあまり得意ではないものが多いですが、山菜独特の苦みには冬の間に私達の体の中に滞った毒素を出す『デトックス』の働きがあると言われています。旬にはちゃんと意味があるのです。
また『生のグリーンピース』は、冷凍にはないホクホク感があり、冷凍が苦手な子にこそ感じて欲しい美味しさがあります。
春でなければ味わえない美味しさ。
もし今お子さんが苦手な野菜があったとしても、味覚は変わります。大人になった時に『食わず嫌い』にならないように、今が苦手でもぜひ旬の『記憶』を残していただければと思います。
毎日350gの野菜に200gの果物の摂取。簡単な事ではないですが、そんな時はぜひ『朝ジュース』で楽しみながら摂取量を増やしていただけたらと思います。
1年間ありがとうございました。
南谷 志保 【食育マイスター・アクティブ野菜ソムリエ】
記事テーマ
朝ごはん。もちろん『朝からバランス良く』というのが理想ですが、ママにとっては朝が一番忙しい…そこで手軽に作れる『朝ジュース』をご紹介します。脳の唯一のエネルギーはブドウ糖。特に果物にはブドウ糖がたっぷりと含まれています。忙しい一日の始まりだからこそ、朝からしっかりと旬の野菜や果物をいただきましょう。