シャキシャキした歯ごたえが特徴の香り高い『セロリ』は、残念ながら子どもたちの苦手野菜の上位にランキングされてしまいます。
『香りが苦手』という声を多く聞く機会がありますが、古代エジプト・ギリシャ・ローマ時代には、その香りが死臭を除去すると考えられており、葬礼用として持ちいられていたそうです。
その特徴的な香りにはイライラを抑える効果が期待できる『アピイン』という成分が含まれています。
他の野菜と一緒に料理すると、セロリが主張しすぎる!と感じるのであれば、セロリだけで浅漬けはいかがですか?
塩で揉んで水分を絞って昆布茶を少々混ぜてもいいし、食べやすい大きさに切ったセロリを市販の『白だし』に半日程漬けます。お好みで鷹の爪を加えても。
体にいい成分がたくさん含まれていますので、上手に利用したいですね!
実は栄養満点なセロリの葉。
ビタミンCにビタミンB群・ミネラルや食物繊維も豊富。
特に『カロテン』は茎よりも葉の方に多いそうです。
目の健康や皮膚や粘膜を健康に保つ役割を持つ『カロテン』。
有効に摂取するには油と一緒に取る事をお勧めします。
という事で、『セロリの葉の天ぷら』はいかがですか?
高温の油に通すことで、お子様方が苦手と感じる独特の香りが和らぎます。
実は冷凍も可能です。たくさんある時は冷凍しておき、必要に応じて必要な量を使えます。
カレーやシチューを作る時に一緒に煮込むと、肉の臭みを取ってくれます。
セロリが苦手なら、食べやすい葉の部分からトライしてみては?
セロリと合わせるのは、『パイナップル』。
ちなみに、甘さが下に溜まると言われているパイナップル。丸ごと買ってきてすぐ食べないのであれば、横に寝かすか、逆にして、甘さが全体に回るようにしましょう!
ヨーグルトの酸味も加えて、爽やかさアップ!
【材 料】 出来上がり約500cc
セロリの葉 1本分
パイナップル 200g
ヨーグルト 1/2カップ(100cc)
レモン汁 大さじ1
ハチミツ 大さじ1
水 1カップ(200cc)
【作り方】
①セロリの葉は摘んで、洗っておく。パイナップルは一口大に切る。
②材料全てをミキサーに入れて、撹拌する。
春にぴったりの爽やかジュースです。
南谷 志保 【食育マイスター・アクティブ野菜ソムリエ】
記事テーマ
朝ごはん。もちろん『朝からバランス良く』というのが理想ですが、ママにとっては朝が一番忙しい…そこで手軽に作れる『朝ジュース』をご紹介します。脳の唯一のエネルギーはブドウ糖。特に果物にはブドウ糖がたっぷりと含まれています。忙しい一日の始まりだからこそ、朝からしっかりと旬の野菜や果物をいただきましょう。