5月に入り暖かな陽気になり、お子さんと外で過ごす機会も増えてきたことと思います。
外遊びをしてくれると夜はぐっすり寝てくれるので、ママとしてはなるべく付き合いたいところですが、強くなってきた紫外線が気になってくる季節でもあります。
もちろん日焼け止めはマストアイテムですが、ママにとっては紫外線のダメージ予防に内側からのケアとしてビタミンCたっぷり、お子さんにとっては腹もちも良い朝ジュースをご紹介します。
使う食材その1は『トマト』。
真っ赤に熟したトマトは真夏の太陽をイメージさせます。
トマトの成長は日照時間と生育期間で決まると言われていて、暑い夏は速いスピードで成長します。
傷みを防ぐためにも早めに収穫することも多いそうですが、それに対して『春』のトマトはゆっくりじっくり成長し、その間にたっぷりと養分を貯め込むので、夏に比べて小ぶりではありますが、濃い味のトマトが育つそうです。
トマトの持つ栄養成分に注目が集まり、ヨーロッパでは「トマトが赤くなると医者が青くなる!」ということわざがあるほど。
トマトに含まれる赤い色素『リコピン』には有害な活性酸素を抑える働きがある『抗酸化作用』が期待でき、紫外線によるメラニン色素の沈着防止に効果的な『ビタミンC』も含まれています。
見分け方としては、ヘタが緑色でピンとしていて、キレイな球形でつやがよく、手に持つと重いものが良いとされていますが、注目して欲しいのは『トマトのおしり』。
中心が大きく、放射状の線がはっきりとしているものが美味しいと言われています。
トマトはお子さんが好きな野菜ランキングの上位でもあり、苦手な野菜ランキングの上位にも入ってきてしまう、好みがはっきりと分かれてしまう野菜です。
もしお子さんがトマトが苦手であれば、まずは一緒に観察してみるところから始めませんか?
一緒に美味しいトマトを探してみましょう!
消化・吸収に優れていて、スポーツ食としても最適な『バナナ』。
『ブドウ糖』・『果糖』・『ショ糖』・『でんぷん』といった様々な糖質を含むバナナは、体内に吸収される速度がそれぞれ違うので、それが腹持ちの良さにもつながるわけです。
脳の重要なエネルギー源は『ブドウ糖』。
ブドウ糖を含み腹持ちの良いバナナは、朝ご飯に最適なフルーツと言えると思います。
最後の食材は『グレープフルーツ』。
『文旦』の突然変異したものと言われていて、日本に流通するようになったのは1970年代と、実はとても歴史が浅いフルーツです。
一年中店頭に並ぶグレープフルーツですが、世界の一大産地フロリダで熟したものが輸入される4~6月のものが一番美味しいと言われています。
『ビタミンC』を多く含むグレープフルーツは、果肉の色により『ホワイト種』・『ルビー種』と分類されています。
さっぱりした甘さのホワイト種に対して、リコピンやβーカロテンなどを含むルビー種。
どのグレープフルーツを使うかはお好みで!
南谷 志保 【食育マイスター・アクティブ野菜ソムリエ】
記事テーマ
朝ごはん。もちろん『朝からバランス良く』というのが理想ですが、ママにとっては朝が一番忙しい…そこで手軽に作れる『朝ジュース』をご紹介します。脳の唯一のエネルギーはブドウ糖。特に果物にはブドウ糖がたっぷりと含まれています。忙しい一日の始まりだからこそ、朝からしっかりと旬の野菜や果物をいただきましょう。