小松菜は、葉物類の中では比較的クセがなく扱いやすい野菜です。
アクが少ないのでジュースにもピッタリです。
江戸時代に時の将軍徳川吉宗が東京・江戸川(現在の江戸川区)に鷹狩りに行き、香取神社の神主から献上された無名の『菜』に対して『小松菜』と命名したと言われています。
寒さに強い野菜で、ほうれん草などもそうですが、霜に当たると野菜自身が凍らないように自分自身の身を守ろうとして糖分を蓄えるため、寒い季節ほど甘みが増して美味しくなります。
旬はまさにこれからです。
鉄分やカルシウムの含有量は緑黄色野菜の中でもトップクラス。
ただ『動物性』の鉄分やカルシウムと比べ吸収率が悪いと言われていますので、吸収率アップの為にも一緒に『ビタミンC』も摂りましょう。
具体的には、『小松菜のお浸し』にはただのお醤油よりもスダチや柚子などの汁を絞って、簡単自家製ポン酢でいただくことをお薦めします。
塩分も控えられます。
他にもビタミンCやβカロテンも含んでいますので、寒い季節の風邪予防に!
買ったらすぐに茹でて保存するのが望ましいですが、忙しい時は濡らしたペーパーや新聞紙などで『小松菜』を包み、野菜室に立てて保存しましょう。
小松菜に含まれる栄養を効率的に摂るには『+ビタミンC』。
と言うことで、小松菜に合わせるのは『ビタミンC』たっぷりなキウイ。
1個で私たち大人が1日に必要とされる『ビタミンC』の約7割を補うことが出来ます。
1年中店頭で見かけるキウイは輸入物といったイメージが強いですが、近年国産のキウイの生産量も伸びているそうです。
日本に紹介されたのは今から40年程前。日の浅いフルーツではありますが、みかんの栽培地がキウイの適地であったことから、みかんの『転作作物』として急速に普及したそうです。
(国内の主な生産地はみかんの生産地でもあります)
そんな国産キウイの旬は今です。
実は国内でもいろいろなキウイが手に入るんですよ!
半分に切ってスプーンで食べられる手軽さも嬉しいですね!
『タンパク質分解酵素』を含むキウイ。肉料理と一緒にいただくと消化が促進され、胃もたれを防いでくれると言われています。
キウイで作る簡単ドレッシングを紹介します。
【材 料】 作りやすい分量
レモン汁 小さじ1
酢 小さじ1
ハチミツ 小さじ1/2弱
オリーブオイル 大さじ1
塩・胡椒 各少々
【作り方】
キウイをすりおろし、材料の順に混ぜていき、塩・胡椒各少々で味を整える。
南谷 志保 【食育マイスター・アクティブ野菜ソムリエ】
記事テーマ
朝ごはん。もちろん『朝からバランス良く』というのが理想ですが、ママにとっては朝が一番忙しい…そこで手軽に作れる『朝ジュース』をご紹介します。脳の唯一のエネルギーはブドウ糖。特に果物にはブドウ糖がたっぷりと含まれています。忙しい一日の始まりだからこそ、朝からしっかりと旬の野菜や果物をいただきましょう。