つい最近まで暑かった事を忘れるくらい、急に朝晩冷え込むようになりました。
秋は子どもの行事も多いので、体調管理が大変ですね。
そんな時こそ栄養満点な『かぼちゃ』を食卓に取りいれてみませんか?
『冬至にかぼちゃを食べると風邪を引かない』と古くから言われてきたのは、その栄養価の高さから。
様々なビタミンやミネラル類が含まれていて、特に豊富な『カロテン』は免疫力アップが期待できます。
夏に収穫の旬を迎えるかぼちゃですが、収穫してすぐにいただいても甘みが弱く、あまり美味しくありません。
収穫後涼しい所に置いておくと、かぼちゃのデンプンが糖に変わり、甘さがのってきます。
目安はヘタの切り口が乾いてきて、コルク状に固くなってから。
多くの野菜は収穫後が栄養価が高く美味しいですが、かぼちゃの場合は収穫してすぐよりも、甘さがのってきて『カロテン』も全体に回ってくる1ヵ月後の方が。
もしかぼちゃを丸ごといただく機会があったら、ヘタの周りに注目です。
写真のかぼちゃのように、表面がオレンジ色になった部分があるかぼちゃを見かけたことはありませんか?
この部分を『グラウンドマーク』といいます。
大きいかぼちゃをカットして売る際に、見栄えが悪いということでこのマークが出来ないように地面にマットを敷いたりもするそうですが、この部分があったからと言って、腐っているのでもなんでもありません。
写真のかぼちゃは『坊ちゃんかぼちゃ』と言って、手のひらに乗るくらいの小さいかぼちゃ。
カットしてあるかぼちゃであれば、果肉の色の濃さや種が太っているかどうかが良品を見分けるポイントになりますが、丸ごとのかぼちゃは中が見えません。
ヘタの硬さ以外にもぜひ『グラウンドマーク』に注目してみて下さい。
『グラウンドマーク』が濃いオレンジ色になっているもの程、カロテンたっぷりで栄養価も高いと言われています。
『グラウンドマーク』を見つけたら、オレンジ色かどうかチェックしてくださいね。
南谷 志保 【食育マイスター・アクティブ野菜ソムリエ】
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朝ごはん。もちろん『朝からバランス良く』というのが理想ですが、ママにとっては朝が一番忙しい…そこで手軽に作れる『朝ジュース』をご紹介します。脳の唯一のエネルギーはブドウ糖。特に果物にはブドウ糖がたっぷりと含まれています。忙しい一日の始まりだからこそ、朝からしっかりと旬の野菜や果物をいただきましょう。