果物によっては1年中手に入るものもあれば、季節限定でしか手に入らないのものあります。
そして今が旬の無花果はまさしく季節限定の果物。
上品でリッチな甘み。スライスしたものをタルトやショートケーキの上に乗せると、いつも以上に見た目も華やかに。
整腸作用や美肌効果が期待できる、食物繊維の『ペクチン』が豊富です。
クエン酸も含まれているので、疲労回復効果も期待できます。
赤い果実の色は、抗酸化物質『ポリフェノール』の一種の『アントシアニン』。残暑が厳しく、紫外線をたくさん浴びて疲れているお肌に。
また、タンパク質分解酵素の『フィシン』も含まれているので、食後のデザートにはもってこいだと思います。
ちなみに見分け方としては、ふっくらと大きく、形が良く、果皮にハリと弾力があるものを選びましょう。
ジュースの組み合わせを考える際、『甘み』には『酸味』、『酸味』には『甘み』を組み合わせて。すると初めての組み合わせでも、まず相性が良いです。
今回無花果に合わせるのは『極早生みかん』。
『みかん』のシーズンの始まりを告げる、酸味が爽やかな早出しのみかんです。
どちらかというと甘みよりも酸味を楽しむもの。『極早生みかん』の酸味が無花果のリッチな甘みにとても良く合います。
ミキサーにかけると気にならないので、皮を剥いただけで、すじはそのままで大丈夫です。
みかんの薄皮やすじに含まれるポリフェノールの一種『ヘスぺリジン』には中性脂肪を分解する働きが期待できるので、ジュースにして丸ごといただきましょう。
南谷 志保 【食育マイスター・アクティブ野菜ソムリエ】
記事テーマ
朝ごはん。もちろん『朝からバランス良く』というのが理想ですが、ママにとっては朝が一番忙しい…そこで手軽に作れる『朝ジュース』をご紹介します。脳の唯一のエネルギーはブドウ糖。特に果物にはブドウ糖がたっぷりと含まれています。忙しい一日の始まりだからこそ、朝からしっかりと旬の野菜や果物をいただきましょう。