カメラを購入すると、分厚い説明書が付いてきます。見慣れない文字が並び、頭で考えようとすると複雑ですね。
カメラはシャッターを押せば、写真が撮れます。撮る回数が増えるにつれて少しづつ操作に慣れ、撮影の幅もぐんと増えるかもしれません。
まずは、基本の撮り方からカメラに触れてみましょう。
ファインダーもしくはモニターを覗きながら画面内に子どもがどのように入っているか見てみます。
この時に、被写体に寄ってみたり、離れてみたり、上から(ハイアングル)や下から(ローアングル)と様々な角度から見てみて、どのような写真を撮りたいか考えます。
子どもは動き回るので手ブレをしないように力を入れすぎずゆるく脇をしめ、カメラを固定しましょう。
位置が決まったら、シャッターボタンを半押ししてピントを合わせます。
ピントが合うとマークが出たりピピッと音がしたり、ランプが点灯することで確認できます。
ピントが合ったら、半押しの状態を維持します。これを「フォーカスロック」といいます。(一気にシャッターボタンを押し込むとピントが合っていないのにシャッターを切ろうとしてしまうため、ぼんやりとした写真になってしまいます。)
シャッターを半押しのまま、カメラを左右上下に動かすことで撮りたい構図を決めます。
余白を作ったり、縦や斜めなど。
ここでまた、どう撮りたいか考えます。
構図を決める、というと難しそうに聞こえるかもしれませんがこうしてみたらこうなった、というのを何度か繰り返すことで慣れて自然の動作になります。
カメラを前後に動かすと、被写体との距離が変わってしまいピントがずれてしまうのでもう一度ピントを合わせなおします。
構図が決まったら、半押ししていたシャッターを押し込み、写真を撮ります。
子どもの表情や仕草はころころ変わるので、一枚ではなく数枚、撮ってみましょう。
何パターンも撮って比べてお気に入りを探してみてください。
栗原 美穂 【フォトグラファー】
記事テーマ
写真は何度も大切な記憶を思い出させてくれる、宝物。あっという間に成長をしてしまうかけがえのない子どもの表情、姿をひとつでも多く覚えておきたい、残しておきたいママパパの優しい想い。難しいカメラ技術のお話はしません。写真がお子様とのHappyコミュニケーションツールのひとつになりますように。