子どもが美味しいものを食べたときの幸せな笑顔を見るとほころびます。生まれてから初めて食事を口にするときも成長を感じ、嬉しくなりますね。幾つになっても手間隙をかけて用意した料理を笑顔でぱくぱく食べてくれる、そんな子どもの様子は親にとって日常のシーンかもしれませんが、特別に感じる時間かもしれません。その時間は食事中になりますので、マナーをわきまえつつ、可愛い子ども写真を撮ってみましょう。
おぼつかない手つきで一生懸命、食べている姿が子どもらしい様子です。カメラ目線も可愛いですが、声をかけないでさりげなく撮ってみるのも良いでしょう。口のまわりにご飯粒をたくさんつけながら食べたり、中々プチトマトにフォークがささらず悪戦苦闘したり、といった自然な写真が思い出をより彩ってくれるかもしれません。
自然光が入る場所でしたら日中の室内でも明るいかもしれません。夜の室内ですと室内灯の明るさだけでは写真を撮ったときに暗く感じるようでしたら、ISO感度を上げましょう。目安として夜の室内は1600~です。実際に撮った写真を見ながら(デジタルカメラの場合)、調整してみてください。
また、フラッシュは被写体や食べ物に不自然な影を作ってしまうので極力使わずに。
光源によって色が実際に見た色と違っているようでしたら、前回お話ししたホワイトバランスを調整しましょう。その際、「くもり」に設定をするとオレンジ色がかり食べ物が美味しそうに見える温かい色合いで撮ることもできます。色々と試しては、撮られる写真の違いを楽しんでみてください。
栗原 美穂 【フォトグラファー】
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写真は何度も大切な記憶を思い出させてくれる、宝物。あっという間に成長をしてしまうかけがえのない子どもの表情、姿をひとつでも多く覚えておきたい、残しておきたいママパパの優しい想い。難しいカメラ技術のお話はしません。写真がお子様とのHappyコミュニケーションツールのひとつになりますように。