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ホワイトバランスで色も可愛い写真を撮ろう/2013年1月

ホワイトバランスの仕組み

ホワイトバランスはデジタルカメラならではの優れた機能です。撮影時の光源はその時の状況によって様々です。晴天時の太陽や曇天、室内の蛍光灯や白熱灯。そうした様々な光の特性によって写真の色味が変化してしまうのを、「正常な色味に補正する」のがホワイトバランスです。画像の色を見た目の色に合わせ、白い被写体を白く写してくれます。通常の撮影は初期設定のAUTO(オート)でカメラが自動的にホワイトバランスを調整してくれます。ホワイトバランスの特性を理解し、カラーフィルターとして効果的に使ってみましょう。

ホワイトバランスの効果

・AWB(オート)・・・カメラが自動で適切な色表現を行ってくれます。通常はこの設定で大丈夫です。

・くもり・・・曇天時のグレートーンを軽減するために、オレンジ色をかぶせています。あたたかい料理の撮影時にもお薦めです。

・蛍光灯・・・蛍光灯などの光源を使った撮影に適しています。青味や赤味をかぶせているので紫色に近いかもしれません。

・白熱灯・・・白熱灯独特の黄色味を軽減するために青色をかぶせています。涼しげでクールな写真を撮りたいときにお薦めです。

・日陰・・・晴天時の日陰での撮影に適しています。日陰のグレートーンを軽減するために、赤味や黄色味が増します。オレンジを強調したい写真(夕日など)にお薦めです。

ホワイトバランスを使って子ども写真を撮ろう

ホワイトバランスがカラーフィルターのような効果を持つ場合、季節感や情景を色で表現することも可能になってきます。あたたかみがあるオレンジ色、涼しそうな青、さくらや落ち葉など花や葉っぱの色。こうした効果を使いながら様々な子ども写真を是非、撮ってみてくださいね。(下の写真は「白熱灯」により青味がプラスされ涼しげな空気感を演出しています。)DSC_0737.jpg

Mama's profile/プロフィール

栗原 美穂

栗原 美穂 【フォトグラファー】

記事テーマ

子ども写真の撮り方・残し方

写真は何度も大切な記憶を思い出させてくれる、宝物。あっという間に成長をしてしまうかけがえのない子どもの表情、姿をひとつでも多く覚えておきたい、残しておきたいママパパの優しい想い。難しいカメラ技術のお話はしません。写真がお子様とのHappyコミュニケーションツールのひとつになりますように。

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