暑い夏が終わり、人の温もりが心地よい季節になりました。今まで子ども写真の撮るコツをお話しさせて頂いてきましたが、今回は親子写真。ママと子どもの2ショットをパパが撮る、もしくはパパと子どもの2ショットをママが撮る、親子の触れ合い写真を是非、撮ってみましょう。
普段とは違う高さまで持ち上げられ、楽しくて笑顔がこぼれる子ども。持ち上げてくれるパパの笑顔もいつもより近くて嬉しいですね。ママがカメラを構えるポイントは、背景をすっきりさせ下から見上げるように(ローアングル)して撮ると、子どもの笑顔が青空に際立ちます。また、横位置写真は「広がり」、縦位置写真は「高さ」を表現できます。例えば、広大に景色が広がるところでは横、青空が抜けるように背景がすっきりしているところでは縦、など撮り比べてみてください。
大好きなママの笑顔が近くになる抱っこ。腕に包まれ、温もりが感じられ、子どももママも幸せな気持ちになります。抱っこは子どもとのコミュニケーションのひとつです。カメラを意識してしまうと、表情が硬くなってしまうかもしれません。優しくお話ししたり、見つめあったり自然なふれあいを撮ってみましょう。
栗原 美穂 【フォトグラファー】
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写真は何度も大切な記憶を思い出させてくれる、宝物。あっという間に成長をしてしまうかけがえのない子どもの表情、姿をひとつでも多く覚えておきたい、残しておきたいママパパの優しい想い。難しいカメラ技術のお話はしません。写真がお子様とのHappyコミュニケーションツールのひとつになりますように。