みなさん、夏を満喫していますか?
今回は、7月8月にかけて行った親子イベントで、いろいろなことを見ることが出来たので、そちらを紹介したいと思います。
3日間行ったのですが、2歳くらいから幼稚園生の子がたくさん参加してくれました。
農園を自由に駆け巡り、野菜の収穫や、一緒にエダマメを枝からもいだり、トウモロコシの皮をむいたり・・・
五感をたくさん使ってもらいました。
サラダは、厚生労働省で勧めている「野菜を一日350g食べましょう」というのを説明して、食べる分のサラダを量っていきました。
あまり、食べる分を量るなんてことないですものね、これはとても盛り上がりました。
顔を作っている子もいましたよ。
「うちの子、あまり野菜食べないの」というお話も聞いていましたが、みんなが「おいしい、おいしい」と食べているのを見ると、「食べてみようかな…」と思うものです。
帰りには、「こんなに野菜を食べてくれるなんて嬉しい!」などの嬉しい感想を聞くことができました。
また、夏野菜は体を冷やす作用があるものが多いです。
日頃、エアコンの効いた涼しいところにばかりいたら、それほど食べたいとも思わないですよね。
暑い畑で、たらいに冷やしてあるミニトマトを、「ぱくっ」と食べて、他の子に「あれ?○○ちゃん、トマト嫌いなのに食べてる!」なんて、会話もありました。
前回、野菜の都合と子どもの味覚の話をしましたが、子どもは野菜が苦手で当たり前です。
でも、こうやって、楽しく野菜に触れていくと口に入れてくれたりします。
体の為にも、食経験の為にも、楽しい経験や素敵な思い出をどんどん増やしていってあげましょう。
畑ももちろんですが、一緒にママと野菜をお買い物したり、野菜を洗ったり、「おいしいね」とママやパパと、笑顔で食事をとったりすることも素敵な経験です。
繰り返し、繰り返し、楽しい経験をしながら野菜に触れていきましょう。
それが、野菜を食べてくれるようになる、一番の近道です。
今回のイベントで、改めてそう思いました。
藤田 光樹 【野菜ソムリエ】
記事テーマ
「うちの子、野菜を食べてくれなくて・・・」と、よくママたちの会話で聞きます。野菜を育てると、食べてくれるようになりますし、他にもいいことがたくさんあります。四季を感じ、野菜を育て、収穫し、食卓を囲む、そんな「野菜を育てるくらし」を私の体験も交えながら、みなさんにも気軽に取り入れてもらえるよう、ご紹介します。