梅雨の時期になりましたね。
一雨ごとに野菜は育ってくれますが、雑草や病害虫の発生も多くなります。
お百姓さんは、適期に野菜に手当てができるよう、一日一度は野良まわりをし、畑と対話するのが楽しみだそうです。
ゆったりと大地や野菜と対話をするなんて、なんだか素敵ですね。
また、「晴耕雨読」という言葉もあります。
のんびりと悠悠自適な暮らしをする意味で、晴れた日には田畑を耕し、雨の日は読書をするところからきています。
なにかと忙しい現代ですが、梅雨の季節は少しマネしてみたい気もしますね。
4月に蒔いたカブやラディッシュの収穫が出来る時期になりました。
野菜の中でも早く収穫できるものなので、お子さんたちにも向いていると思います。
我が家でも、「うんこらしょ、どっこいしょ」と、「おおきなかぶ」の絵本のマネをして、収穫しました。
掛け声とともに、子どもの力でもすぽっと抜け、カブが出てくるのには大喜びです。
2歳の次女は、よほど楽しいらしく、ほとんど一人で抜いてしまいました。
収穫の後も、次女はご近所さんへおすそ分けで大忙し。
こうして、収穫だけではなく、大人とふれあう機会ができるのもいい体験ですね。
収穫の後は、せっかく頑張って収穫したのですから、葉から実までまるごと使った料理で楽しみます。
もちろん、栄養的にも葉はビタミンCやカルシウム、βカロテンなど豊富に含んでいますので、みなさんぜひ購入した際なども利用してくださいね。
次女にもカブを切ってもらったり、混ぜたり…できることは手伝ってもらいます。
カブやラディッシュで、漬物、サラダ、葉はふりかけやクラッカーなど、たくさん出来ました。
子どもたちが種を蒔き、収穫し、調理までしたので、「こどもカフェ、ってことにしよう!」と話し、家族で料理を楽しみました。
子どもはお店やさんごっこが大好きなので、「こどもカフェ」ごっこ、おススメです。
スーパーで野菜を買ってきて、調理から一緒にして「こどもカフェ」ごっこをしてもいいと思いますよ。
自分で提供することで、親への感謝の気持ちや、喜んでもらうことの楽しさなど、いろいろなことに気づくと思います。
雨でお出かけできないな…なんて、時間があるときはぜひやってみてくださいね。
藤田 光樹 【野菜ソムリエ】
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「うちの子、野菜を食べてくれなくて・・・」と、よくママたちの会話で聞きます。野菜を育てると、食べてくれるようになりますし、他にもいいことがたくさんあります。四季を感じ、野菜を育て、収穫し、食卓を囲む、そんな「野菜を育てるくらし」を私の体験も交えながら、みなさんにも気軽に取り入れてもらえるよう、ご紹介します。