まだまだ、野菜作りの気分にならないほどの寒さですね。
タネから野菜を育てることが大好きな方たちは、今の時期、トマトやナスなどの種まきをしています。もちろん、畑にそのままではなく、最初は「ポット」という小さな容器で。暖かな室内で、大事に大事に育てます。
これらの苗たちが、畑にデビューするのは、ずっと先の、5月のゴールデンウィーク頃。長い期間ですね。タネから始めるのは、子育て中のママたちは、時間や場所など、なかなか大変なので、お手軽に、苗から始めるのがオススメです。4月頃になると、いろいろな野菜の苗がホームセンターに並び始めますので、のぞいてみてくださいね。
さて、苗が並び始める春がくるまで、まだまだ時間はたっぷり。春までに、お金をかけずに、野菜を育てられるグッズなどを集めてみませんか?
◇アイススプーンや小さなスプーンを使って、ネームプレートに♪
せっかくお子さんと育てる野菜たち。苗を買った時についてきた札や、よく売られているプラスチックのネームプレートでは味気ないですよね。そこで、お子さんがアイスを食べたときに使ったアイススプーン!これが使えます。
柄の部分を土にさし、アイスを乗せる広い部分には、育てる野菜の名前を書きましょう。植えつけた日付を入れるのも、忘れずに。
◇紙コップや缶、ペットボトル、発泡スチロール、米や土が入っていた袋などをプランター代わりに♪ペットボトルは、上の部分を切って、底には数か所穴を開ければ使えます。缶も同様に、底にキリなどで穴を開けます。キリがなかったら、缶切りなどで、ふちに数か所穴を開けるのでもOK。ペンキなどで、かわいくペイントしたり、麻布などで周りをぐるっと囲えば、ぐっとおしゃれな感じになりますよ。紙コップはシールを貼ったり、お子さんに絵を描いてもらったりして、簡単に、自由にデコできます。米や土が入っていた袋も同様に、そのままでは味気ないので、お好きな袋を上からかぶせて、アレンジします。
容器の大きさによって、育てられる野菜もかわってきます。
発泡スチロールのように大きなものでしたら、たいがいの野菜は大丈夫。
・ラディッシュ
・ホウレンソウ、コマツナ、ミックスレタスなどの葉物野菜
・カブ
などは、短期間で収穫できるので、おススメです。カブやホウレンソウ、コマツナは、間引き菜もおいしく食べられ、収穫まで長く楽しめます。
トマトなどは、5月~9月ぐらいまでわりと長期間かかり、根も深くまでいくので、深い発泡スチロールや、袋で育てましょう。とくに、ミニトマトは、私も今まで失敗したことがなく、育てやすいです。また、ピーマンやししとう、トウガラシは、虫の被害が少なく、他の野菜の害虫避けにもなります。
紙コップや缶、ペットボトルは、小さいので、葉物野菜を。小さい容器だと、室内で育てることもできるので、虫がつくこともありません。
ミックスレタスが、色とりどりで、見た目も楽しく、育てやすいですよ。また、普通のダイコンの種をまいて、カイワレダイコンを作ることもできます。種まきから1週間程度で、収穫できるので、お手軽です。
タネをまく以外にも、小ネギの根っこを捨てないで、土を入れた紙コップなどに根を埋めてあげると、また芽が出てきますよ!
自分が育てた野菜はどれもおいしい!とくに、レタスのやわらかさとみずみずしさは、格別だと思います。土とタネだけ買って、身近なものを使い、野菜作りしてみませんか?
藤田 光樹 【野菜ソムリエ】
記事テーマ
「うちの子、野菜を食べてくれなくて・・・」と、よくママたちの会話で聞きます。野菜を育てると、食べてくれるようになりますし、他にもいいことがたくさんあります。四季を感じ、野菜を育て、収穫し、食卓を囲む、そんな「野菜を育てるくらし」を私の体験も交えながら、みなさんにも気軽に取り入れてもらえるよう、ご紹介します。