気温もぐっと下がって、一段と冷えるようになりましたね。
こたつにミカン、というのがピッタリの時期です。
我が家は、せっせとミカンを食べていますが、みなさんはいかがですか?
普段食べるときには、邪魔なタネ。
とくに、お子さんには、タネがあって食べづらいと、そのフルーツ自体嫌われることも多いのですが、そのタネを楽しんでみませんか?
「このタネを蒔いたら、どうなるかなぁ?」
「蒔いてみようよ、タネ一緒に集めよう!」
わくわく感も手伝い、タネ集めのために、お子さんも、せっせとフルーツも食べてくれるはず!
そして、芽が出たときには、きっと「おもしろい!」と思ってくれます。
こうして、普段邪魔にしているタネも、その中身には生命が詰まっていて、ここからまた、次の世代へ命をつないでいってるのですね。
タネの蒔き方は、とっても簡単!
食べたあとに出たタネを土に埋めてあげるだけ。
前回紹介したような、紙コップなどに土を入れたもので大丈夫。
芽が出るまで時間がかかる場合があるので、できればプラのコップがオススメです。
日当たりのよい場所に置いてあげましょう。
時々、水をあげてくださいね。
気を付けるポイントは、
①タネはぷっくりとしたものを選ぶ(ぺらっとして、あきらかに中身がなさそうなものは避けましょう)
②タネにちょっとぬめりがあるときは、腐る原因になるので、スポンジなどで洗ってあげましょう。
柑橘類は、わりと芽が出やすいです。
今の時期だと、ミカン・レモン、それから柑橘ではないですが、リンゴやアボカドもありますね。
とはいっても、タネもそれぞれ。
1か月以上待つこともあります。
見てみると分かるように、フルーツのタネは大体堅い殻に入っています。
それを破って芽を出すことを考えると、それぐらいかかるのは当然かもしれません。
気長に待ってみてくださいね。
忘れたころに発芽・・・ということもあります。
そして、気になる、その後。
「収穫できるの?」と思う方も多いと思います。
柑橘類は、親と同じ味のものが獲れる確率が高いようです。
リンゴは、違うものができてしまいます。
でも、どれも収穫できるようになるまで、数年・・・たとえば8年とかもしくはそれ以上、かかります。
観賞用として楽しみましょう。
「あの時に蒔いた種のものなんだ」と思うと、愛おしさもひとしおです。
ちなみに、我が家ではレモンとアボカドが、今年の3月頃に蒔いた種から、すくすくと成長中。
アボカドは、芽が出るまで、本当に時間がかかりました。
知り合いの方は1か月程度で芽が出たのに、私は2か月くらい待ったと思います。
レモンは、大好きなので、収穫できるのを夢見て、せっせとお世話をしています。
「いつか収穫したレモンでケーキを焼けたらいいな」と、淡い期待もしながら・・・。
(写真のレモンは屋外のため、寒さで葉が黄色くなっています。本来は、つやつやしたキレイな葉で、鑑賞にもピッタリですよ♪)
そんな楽しみもあるので、ぜひお子さんと楽しんでみてはいかがでしょう?
意外と楽しいですよ♪
藤田 光樹 【野菜ソムリエ】
記事テーマ
「うちの子、野菜を食べてくれなくて・・・」と、よくママたちの会話で聞きます。野菜を育てると、食べてくれるようになりますし、他にもいいことがたくさんあります。四季を感じ、野菜を育て、収穫し、食卓を囲む、そんな「野菜を育てるくらし」を私の体験も交えながら、みなさんにも気軽に取り入れてもらえるよう、ご紹介します。