寒さも一段と厳しくなり、冬野菜がおいしい季節になってきましたね。
さらに冷え込み、霜が降りるようになると、ホウレンソウ・ダイコン・キャベツ・ハクサイなど、甘くておいしくなります。
寒いのは嫌ですが、そのおかげでおいしい野菜ができるのは嬉しいですね。
さて、以前、カイワレダイコンを育てるお話をしました。
その時は、「キッチンペーパーなどに水を含ませて、その上にタネを置いて育てる」という一般的なもの。
もちろん、それも楽しいのですが、個人的には「土を持ち上げて、芽を出す」という瞬間を見ることが、おもしろいと思っています。
それで、今回は土を使ったカイワレダイコンの育て方を紹介したいと思います。
育て方はとっても簡単。
カップに土を入れて、タネを蒔き、水をかけてあげるだけ。
早くて、翌日には芽が出ています。
私は、2回やってみましたが、翌日には芽が頭を出していましたよ♪
では、材料と育て方です。
◇材料
野菜用の土
紙コップ
ダイコンの種(カイワレダイコン・スプラウト用じゃなくても大丈夫です)
☆すべて、100円ショップでも揃えられます。
◇育て方
1・紙コップの底に、数か所、キリなどで穴を開けます。
このとき、紙コップにはお子さんに絵を書いてもらいましょう♪
意外と、楽しく描いてくれますし、さらにカイワレダイコンにも愛着を持ってくれます!
2・土を入れて、タネをまき、その上から薄く土をかぶせます。
3・タネが流れないよう、霧吹きなどで水をかけたら、おしまい。
収穫は、一週間前後で出来ると思います。
環境によって、育ち具合もありますので、様子を見て、収穫してください。
ここで、ちょっと気になる疑問。
「このままおいておいたら、ダイコンができるんじゃないの?」
と思いませんか?
もちろん、適宜、液体肥料をあげていれば、小さなダイコンが出来ると思います。
肥料をやらず、そのままだと、葉はそれなりにダイコンらしくなりますが、ダイコンのほうはできません。
でも、1か月ぐらい置いておくと、葉がダイコンの葉のようになりますので、それはそれでおもしろいですね。
簡単で、すぐ芽が出て、1週間ほどで収穫できるカイワレダイコン、ぜひお子さんと育ててみませんか?
そして、カイワレダイコン、サラダのトッピングやサンドイッチにはさんだり、いろいろ料理の彩りに使ってみてくださいね。
お子さんも、自分の野菜をママが使ってくれてると思うと、とても喜んでくれますよ!
藤田 光樹 【野菜ソムリエ】
記事テーマ
「うちの子、野菜を食べてくれなくて・・・」と、よくママたちの会話で聞きます。野菜を育てると、食べてくれるようになりますし、他にもいいことがたくさんあります。四季を感じ、野菜を育て、収穫し、食卓を囲む、そんな「野菜を育てるくらし」を私の体験も交えながら、みなさんにも気軽に取り入れてもらえるよう、ご紹介します。