♪きらきら光る~、お空の星よ~♪
なんて、思わず歌いたくなるような、星形のオクラ。
英語圏の国では、スラリとした女性の指に似ていることから、「レディースフィンガー」の別名もあるそうです。
ちなみに、「オクラ」は日本語ではありません。
英名(okra)なんですよ☆
和名は、「アメリカネリ」または「陸蓮根(おかれんこん)」です。
星形を生かして、サラダにのせたり、スープに浮かべたり・・・
かわいいごはんに、お子さんも思わずニッコリしますね。
切るだけで、キュートな星形になって手間なしなので、ママも大助かりのお野菜です。
もちろん、見た目だけではありません。
栄養面もバッチリ!
抗酸化作用のある、βカロテンが豊富です。
その他にも、ビタミンB1、C、E、カルシウム、鉄なども含み、夏バテ予防にピッタリな栄養満点です。
そして、そして・・・
もうひとつ、オクラの魅力は、お花。
南の島を連想させるハイビスカスと同じアオイ科なので、オクラもまるでハイビスカスのような花を咲かせます!
花を楽しみ、実ができたら食べて楽しむ・・・一粒で二度おいしい、どころか、なんどもおいしい野菜です♪
オクラは、アフリカが原産地。
暑いのが大好きなので、気温が25度を超えるようになった、今がまさに植え時!
丈夫で手間がかからないので、育てやすいですよ。
タネからでも簡単にできますが、手始めにお手軽な苗から始めてみてはいかがでしょう?
もしタネから始める場合は、タネの皮が固いので、一晩水に漬けてあげてから蒔くのがオススメです。
また、発芽適温は25℃なので、気温が十分高くなってから蒔くことが大事です。
ホームセンターに行ってみると、丸オクラ、島オクラ、赤オクラ・・・と、種類もたくさんあります。
ぜひ、わくわくするようなオクラを見つけて、育ててみてくださいね。
ちなみに、赤オクラは、加熱すると緑色になってしまいます。
果肉が薄くて、食感が柔らかいので、ぜひサラダなど生食でどうぞ♪
植えつけは、10cm以上あけます。
花が落ちて、3~4日後、5~6cmぐらいの大きさになったら収穫です。
ハイビスカスのようなきれいなお花は、午前中だけで、午後はしぼんでしまうので、注意して見てくださいね。
もし、うっかり収穫し忘れて、おばけオクラになっちゃった!!
なんてなっても大丈夫♪
かたくなって食べるのは無理ですが、星形の切り口を生かして、「お野菜スタンプ」が出来ますよ☆
これは、本当にお子さんが大喜びして、楽しんでくれるので、ぜひやってみてください!
お野菜スタンプで、暑中見舞いのハガキを書いたりするのも素敵です。
また、枝ごと切り取り、ドライフラワーにしても、おもしろいアクセントになります。
やっぱり、オクラは「一粒でなんどもおいしい」野菜ですね♪
ぜひ、育てて、花を楽しんで、食べて、スタンプで遊んで・・・まるごとオクラを楽しんでくださいね。
藤田 光樹 【野菜ソムリエ】
記事テーマ
「うちの子、野菜を食べてくれなくて・・・」と、よくママたちの会話で聞きます。野菜を育てると、食べてくれるようになりますし、他にもいいことがたくさんあります。四季を感じ、野菜を育て、収穫し、食卓を囲む、そんな「野菜を育てるくらし」を私の体験も交えながら、みなさんにも気軽に取り入れてもらえるよう、ご紹介します。