桃の花が咲き、草が萌え、春の色があふれ始める季節になりました。
草花が芽吹くのを見ると、なんだかわくわくしてきますね。
昨年7月の記事に、ジャガイモ収穫のお話を書きましたが、いよいよそのジャガイモを植え付ける時期です。
お子さんは、どんなジャガイモ料理が好きですか?
フライドポテト、じゃがバター、ポテトサラダ、肉じゃが、おやつのポテトチップス・・・
ジャガイモをおいしく食べられる料理は、たくさんありますね!
「このジャガイモ料理が、うちの子大好き!」というのが、きっとあると思います。
各産地で収穫後にきちんと管理・貯蔵して、通年出回るようになっているおかげで、私たちもいつでもジャガイモを食べることが出来るわけですが、「さて、いつも食べているジャガイモって、いつ種を蒔いて、どんな様子で育ち、どんな花が咲いて、いつ収穫するの?」と、大人でも「あれ?」と思うときありませんか?
お子さんが、「おいしい!」とほおばっているジャガイモ料理のジャガイモを、今回は育ててみませんか?
小学校でも育てるほど、初心者向けですし、手間もそれほどかからないので、忙しいママにもおススメです!
種から始まるおうちごはん・・・素敵だし、楽しいですよ♪
植えるジャガイモは、「種イモ」といい、ジャガイモそのままを植えていきます。
今の時期、ホームセンターにはたくさんの品種の種イモが並んでいるので、ぜひ覗いてみてください。
スーパーでは見かけない品種もあり、「わ~、これどんな味がするんだろう?」とわくわくしてきますよ。
スーパーでは買えない種類のジャガイモを作ることが出来るのも、家庭菜園ならではのお楽しみですね。
昨年、我が家は11種類のジャガイモを育てました。
小さなもの、大きなもの、色もさまざま・・・次から次に、違うジャガイモが土から出てくる様子に、子どもたちも大喜びでしたよ。
☆植え方☆
10cm程の深さの溝を掘り、芽を上にして、30cm間隔で置いて、土をかけるだけ!
種と違って、種イモは大きいので、お子さんもお手伝いできますよ♪
※種イモは卵より大きかったら、出ている芽が3~4つになるように、半分に切ってください。
たくさん芽が出てきたら、2~3本になるように、他は取ってしまい、株元のあたりに土を寄せてあげましょう。
せっかく出来てきたジャガイモが土から顔を出して、お日さまに当たったら、食べられなくなってしまいます。
ジャガイモの植付けは3月下旬くらいまで、収穫は梅雨前ぐらいになります。
それまで、芽が出てくる様子、花が咲く様子、そして種イモを植えた時期から収穫までの、移りゆく季節を五感で感じ、ゆったりとした時間をお子さんと楽しんでくださいね♪
藤田 光樹 【野菜ソムリエ】
記事テーマ
「うちの子、野菜を食べてくれなくて・・・」と、よくママたちの会話で聞きます。野菜を育てると、食べてくれるようになりますし、他にもいいことがたくさんあります。四季を感じ、野菜を育て、収穫し、食卓を囲む、そんな「野菜を育てるくらし」を私の体験も交えながら、みなさんにも気軽に取り入れてもらえるよう、ご紹介します。