毎日、芯まで冷える寒さですが、自然の中では少しずつ春に向けて動き始める月になりました。
梅の花が咲いたり、ウグイスが鳴き始めたり…小さな春を感じますよね。
畑では、「梅の花が咲いたら、ジャガイモの植付け」と言われています。
でも、子どもたちと一緒に作業するには辛すぎる寒さ。
我が家での、ジャガイモの植付けは、もう少し暖かくなる3月です。
今回は、この寒さを味方にした、野菜の楽しみ方を紹介したいと思います。
昨年、秋に収穫したサツマイモたちを使って、この寒さと空気が乾燥している時期になったら、「干しイモ」を作ります。
暖かいと、干している間にサツマイモが腐ってしまうので、この時期だけのお楽しみ♪
ちなみに、売られている干しイモは「干しイモ用品種」で作られています。
でも、普通のサツマイモでも大丈夫!
十分、お子さんと干しイモ作りを楽しめますよ。
作り方もとっても簡単。
蒸かしたサツマイモの皮をむいたら、一口大に切って、晴れた日が続く2日程度、お日さまに干すだけ!
好みによりますが、一口大の方がお子さんも食べやすいのでおススメです。
また、専用の干すネットがなくても、広げたザルの上に、もう一回り大きいザルをかぶせてあげるだけでも十分ほこりなど防げますよ。
干す日数は、お天気具合によるので、食べながら「もう一日干してみようか!」と、お子さんと実験感覚でやってみてはいかがでしょう?
我が家の子どもたちは、買った干しイモはあまり興味を示さないのですが、この手作り干しイモは、作っている途中から、気になって気になって…「召し上がれ」となったら、あっと言う間になくなってしまいました。
やっぱり、自分で作るのは違うのですね♪
他にも、お手軽に作れるもので「切り干し大根」があります。
これは、干しイモよりさらに簡単で、お好みの太さに切ったダイコンを数日、天日に干すだけ。
たくさんあったダイコンが、1/10ぐらいになってしまうのは、見ていて本当に面白いですよ。
我が家では、炊き込みご飯に入れてあげると、子どもたちもよく食べてくれます。
余ったダイコンがあったら、こちらもぜひチャレンジしてみてください。
藤田 光樹 【野菜ソムリエ】
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「うちの子、野菜を食べてくれなくて・・・」と、よくママたちの会話で聞きます。野菜を育てると、食べてくれるようになりますし、他にもいいことがたくさんあります。四季を感じ、野菜を育て、収穫し、食卓を囲む、そんな「野菜を育てるくらし」を私の体験も交えながら、みなさんにも気軽に取り入れてもらえるよう、ご紹介します。