前回、春の楽しみとして「エンドウ」のお話をしましたが、まだまだ楽しめる野菜があります!
常備菜のひとつ、「タマネギ」です!
タマネギはよく使うけど、どんな風に育っているか見たことがない、というママも多いのではないでしょうか?
育っていく様子が見られて、常備菜だから収穫出来るとママも嬉しい! そんなタマネギを育ててみませんか?
タマネギは、年中出回っていますが、それは「長期保存が出来る野菜だから」。
「短期間で育てて収穫できるから」ではありません。
種まきは、まだまだ暑い9月、苗の植付けは寒くなり始めた11月、寒い寒い冬を乗り越えて、収穫は5~6月 … と、約10か月近くかけて育てています。
「毎日のように、気軽に使っているタマネギがこんなに時間がかかっているなんて!」というかんじですよね。
種から育てるのはちょっと大変ですが、苗が10月頃からホームセンターなどで出回っています。
家庭菜園やプランターなどで育てるのにもピッタリな量で、売られているのも嬉しいですね♪
この、小さなネギのような苗を、ばらばらに離して植えつけていきます。
他の苗と違って、土から出して一本一本離してから植えるので、お子さんも植付けのお手伝いできますよ。
植えつけたら、後は春になって、ぷっくり太るのを待つだけ!
霜が降りたときは、苗が浮くことがあるので、その時は、苗の周りの土を踏んであげると根が落ち着きます。
来年5~6月、葉が倒れてきたら、いよいよ収穫!
収穫はお子さんの力でもできますよ♪
うちの2歳の次女でもできました。
それは、タマネギの食べている部分は、「葉の一部分が太ったもの」で土の上に出来るので、引っこ抜く部分は根だけだから。
ダイコンなどと違って、それほど力がいらないのです☆
収穫したら、シンプルなオニオンスープがおススメ!
上に、とろけるチーズをのせてあげると、お子さんも大喜びですよ♪
もちろん、子どもたちが大好きな「カレー」を作るのもいいですね。
来年の楽しみ作りに、「タマネギ」を植えてみてくださいね!
藤田 光樹 【野菜ソムリエ】
記事テーマ
「うちの子、野菜を食べてくれなくて・・・」と、よくママたちの会話で聞きます。野菜を育てると、食べてくれるようになりますし、他にもいいことがたくさんあります。四季を感じ、野菜を育て、収穫し、食卓を囲む、そんな「野菜を育てるくらし」を私の体験も交えながら、みなさんにも気軽に取り入れてもらえるよう、ご紹介します。