まだまだ残暑厳しい9月の初旬ですね。
でも、朝晩は過ごしやすかったり、風がちょっとひんやりしてきたり…
秋の気配も少しずつ感じてくる頃。
9月は、種まきや苗の植付けが出来るものがたくさんあります!
病害虫も春より発生しにくく、育てやすい時期です。
ただ、春とは違い、日に日に気温が下がってきて、野菜の生育にも影響があるので、あまり先延ばしにしないで、なるべく早めに種まきや苗の植付けをしましょう。
「種まきが一週間遅れると、収穫が一ヵ月遅れる」と言われているくらいです。
なんとなく過ごしている日々ですが、野菜を育てていると季節に敏感になりますね。
私は、秋の種まきが遅れて、小さなものしか収穫できなかったことがあったので、今回は遅れずに蒔きたいと思っています!
さて、秋冬野菜…なにを蒔こうかな?と悩みますね。
育てやすいのは、ダイコンやカブ、ホウレンソウです。
ダイコンは、大きいものから、色は黒・赤・緑、定番の白など、たくさんの種類があるので楽しいですよ。
ホウレンソウは、虫がつきにくいので、コマツナより育てやすいです。
コマツナを自分で育てて食べてみたい!という方は、虫を防ぐためにネットをしてあげるといいですよ。
もっと手軽に早く収穫できるのは、ハツカダイコンやミックスレタスです。
ハツカダイコンはその名の通り、20日前後で収穫できます。
ミックスレタスは小さいうちに収穫するので、葉がとてもやわらかく、小さいお子さんにも食べやすいです。
サラダの彩りがぐっとよくなるハツカダイコンを使い、食べやすいミックスレタスを使えば、お子さんも「ママと育てた野菜だから」と、食べてくれると思います。
お子さんは、野菜を収穫するのが大好きなので、葉物だけではなく、カブやダイコンも一緒に育ててあげるといいですよ。
少しずつ、少しずつ…野菜に触れる機会を作り、楽しい思い出を増やして、野菜を口にしてくれるように…ぜひ、みなさん育ててみてくださいね。
藤田 光樹 【野菜ソムリエ】
記事テーマ
「うちの子、野菜を食べてくれなくて・・・」と、よくママたちの会話で聞きます。野菜を育てると、食べてくれるようになりますし、他にもいいことがたくさんあります。四季を感じ、野菜を育て、収穫し、食卓を囲む、そんな「野菜を育てるくらし」を私の体験も交えながら、みなさんにも気軽に取り入れてもらえるよう、ご紹介します。