小さなお子様をお持ちのママは、一日中忙しいですよね。さらに、ワーキングママはもっと大変でしょう。お子様の「時間の管理」どうしておられますか?
私は、家族のスケジュールを一つの大きな手帳にまとめていました。その時におススメなのが、「色分けスケジュール帳」。
パパは黒、長男は青、二男は緑、そして、私は赤。それぞれのスケジュールを、色分けして書くようにしていました。そうすると、「この日はお兄ちゃんが忙しい日」「この日は子どもたちの予定が重なっている」ことが、パッと見てわかります。
子どもたちが大きくなると、学校の行事や部活が入ってくるので、これはずっと続いていました。
学校に通うようになると、何時までに起きなければいけない…という風になりますが、小さいお子様の場合、規則正しい生活をすることは大変ですよね。
お子様が幼稚園くらいになったら、起きる時の声掛けに、少しずつ時間を入れていきましょう。子どもは「早く起きなさい!」と言われても、「早く」の感覚が分からないのです。
ですから、「7時だから起きましょうね」という風に、きちんと時間を入れて声をかけていると、だんだん、「7時=起きる時間」という意識が、子どもの頭にインプットされていきます。
これは寝るときも同じです。「もうすぐ9時だから、ベッドに行く準備をしましょうね」というように、時間を入れて、声をかけてあげましょう。
これもまた、「早くしなさい」と言いたくなりますよね。でも、これこそ、ママが「待つ」ことが大事なのです!
つい、洋服を着るのを手伝ってあげる、ボタンもかけてあげる、靴もはかせてあげる、ママの気持ち・・・私もよ~くわかります。でも、ここはグッと「我慢」です。子どもが自立するためには、ママの「待つ気持ち」が大事です。
そのためにも、身支度する時間はたっぷり余裕を持って取ってあげましょう。子どもの体内時計と大人の体内時計は違います。子どもには、「遅れちゃうから急がないと・・・」といった感覚はあまりありません。
こちらが、余裕をもって時間管理してあげたいものですね。
近頃のお子さんは、2歳にして、ちょっと空いている時間に、スマホで遊ぶ、なんていうお子さんもおられるくらいです。ですから、どこまでが「遊び」か、難しいところですが、ここでも、やはり時間を意識させておきましょう。
「30分だけよ」「~時までよ」というのは、お母様がよくおっしゃることですが、子どもにはあまり「時間の長さ」の感覚がありません。ですから、たとえば、時計をみせて、「短い針がここまできたらね」とか、「長い針が6になったらね」というように、「可視化」して、提示してあげるといいでしょう。
おもちゃのお片付けなどは、「ママと一緒にやろうね」と言って、まず、こちらが「やり方」を教えてあげます。子どもはだんだん、「どうやったら時間が短くてお片付けが出来るのか」を学習していきます。
ママは、お勉強に限っては、時間が予定よりオーバーしても、あまり文句を言わないものですが…(笑)。それでは、時間の管理が「首尾一貫」している・・・とは言えませんよね?
ピアノの時間も、遊びの時間も、勉強の時間も、ママは同じスタンスで「管理」してくださいね。
15分と決めたら、「もう少しやりたい~」と言っても、「また、今度ね」と言って、終わりにしましょう。その方が、子どもは、「自分で時間を管理する」ということを覚えていきます。つまり、もっとやりたいのなら、ダラダラしない、集中する・・・ということを、です。
時間をまとめて取れない場合は、ちょっとしたスキマ時間に、ちょこっとお勉強・・・そうやって、時間の上手な使い方を覚えていくことも大事なことです。
「早く・・・」と急がせないで、「待つ」こともしながら、上手にお子様の「時間管理」をしてあげてくださいね♪
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大迫 ちあき 【中学受験アドバイザー】
記事テーマ
生まれつきの子供の能力に差はありません。大切なのは、学習の「環境づくり」です。「算数って面白い!」「お勉強って楽しい!」とお子様に感じさせてみませんか?ここでは、ママと子供が楽しめる、日々の生活の中で出来る「事物学習」を中心に書いていきます。