お子様が小学校に入るまでに、何をやっておかなくてはいけないのか、気になりますよね?
少しでも早くお勉強をさせようと、小さい時から計算をさせたり、読み書きをさせる方もおられますが、それだけをやっても、子どもは伸びていきませんし、反対にお勉強嫌いになるお子様もおられます。
それでは、何もしなくていいのでしょうか?
そんなことはありません。
読み書きと算数の基礎は、きちんと身に着けておくことをおすすめします。
問題は、そのやり方です!
まずは、【前編】 国語編・・・
正しい鉛筆の持ち方は、正しい姿勢にもつながり、長時間書いても疲れない、早く書ける、綺麗に書けるなど、いいことがたくさんあります。
しかし・・・・・小学校では、鉛筆の持ち方を一から教えてはくれません。というよりむしろ、入学するとすぐに、「かき方」が始まります。
ですから、鉛筆の正しい持ち方は、入学前にやっておかなくてはいけません。
3歳くらいになったら、まず、正しい鉛筆の持ち方を教えてあげましょう。
小さいときにからだで覚えてしまうのが一番楽なやり方です。何事もはじめが肝心ですから、鉛筆をもって書きたがるようになったら、すこし気を付けてみてあげてくださいね。
字を読めないのに、書く練習をしても、それは、「形を写している」だけです。ひらがながまだ読めないのに、焦って書かせてはいけません。大人でも、読めるけれど、書けない漢字・・・ってありませんか?
書かせる前に、まず、読む練習をしましょう。
まず、読むのが先です。その時は、ひらがな一字一字をバラバラに読むのではなく、「いす」とか、「くち」というように、ひとまとまりの言葉で読むようにするといいでしょう。
もし、お子様が漢字の読み方を聞いてきたら、教えてあげてくださっても結構です。書く必要はありませんが、カタチとして漢字をとらえることが出来ます。
さて、いよいよひらがなを書くときですが・・・
「あいうえお」順に書く必要はまったくありません。まず、あ行の「あ」「お」は、実は書くのが難しいひらがなです。
お子様が書きやすい、簡単な字からはじめましょう。
ただ、「く」とか、「へ」は、曲りがあって、大人が思っているよりも難しいです。「い」「こ」など、直線で構成されている簡単なひらがなからはじめるといい、と思います。
そして・・・そのとき、筆順には注意しましょう!
ひらがなの筆順くらい・・・と思っておられるかもしれませんが、そんなことはありません。もし、お子様がひらがなを書きたがったら、最初は、きちんと筆順を教えてあげてくださいね。
くれぐれも、一人でドリルを勝手にやっていて、筆順がめちゃくちゃ…にならないように。
ひらがなの一文字だけ、練習しましょう~とドリルを渡しても、お子様は面白くありません。
言葉としてのまとまり、で教えてあげるといいでしょう♪
ひらがなを書くときも、読むときと同じように、出来れば、実物が身の回りにあるものから始められるといいと思います。たとえば、「いし」「くさ」「つくえ」など、具体的なものが目の前にあると、お子様は理解がしやすいです。
小学校では、一学期にひらがなの練習をして、2学期からは、もう、カタカナ、漢字が出てきます。ですから、入学前に、すこしずつひらがなの練習をしておかれるといいですね。
ただ、間違っても、難しすぎることを教えないこと!
そして、単語のまとまりとして、とらえること!
お子様が小学校に入ったときに、困らないように、すこしずつやってみてくださいね。
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大迫 ちあき 【中学受験アドバイザー】
記事テーマ
生まれつきの子供の能力に差はありません。大切なのは、学習の「環境づくり」です。「算数って面白い!」「お勉強って楽しい!」とお子様に感じさせてみませんか?ここでは、ママと子供が楽しめる、日々の生活の中で出来る「事物学習」を中心に書いていきます。