たくさんのお母さま方から、質問を受けます。
「どうすれば、算数が出来るようになるのでしょう?」
「ドリルは一日何枚くらいがいいですか?」
「早くから塾に入れることが必要ですか?」
いずれでもありません・・・
幼児に必要なのは、「体験学習」です。
そして、算数に必要な力は、「計算力」、そして、「想像力」 です。
計算力、というのは、文字通り、計算を早く、正確に行う力、のことです。
計算というのは最低限のツール(道具)です。英語で言えば、単語力です。スポーツで言えば体力でしょうか? これがないと、始まりません。正しく、そして、早く・・・できれば言うことありませんね。
そのためには、まず、一番最初に、「数の概念」を教えること! そのあと、「一対一対応」 そして、「10の補数」・・・と続きます。
間違っても、ドリルから入ってはいけません。
ここがポイントです!
さて、ツール(道具)が完成したら、次にはどうやってそれを使うか?です。
ここで大切なのが想像力です。言い換えると、自分の頭で考える力、という事です。つまり、思考力につながります。この、「自分で考える力」がないと、いろいろな問題に対応する力をつけることが出来ません。
想像力の中にも、2種類あります。
1. 問題を読んでその状況を思い描くことが出来る力
2. 問題を読んで、それを数式や、線分図、図形、面積図などに表す力
です。
これは、読解力といってもいいかもしれません。
問題の意味を読み取る力、つまり、国語力が必要になります。算数ができても国語が出来ない・・・というのでは、文章問題を読み解く力がつきません。
反対に言うと、算数ができるようになるということは、すなわち、国語の読解力もつく、ということになるのです。
これに関しては、論理力や図形力が必要になります。
いわゆる「文章」を数式に変換する、または、図や線分図に表すという作業が求められます。
この、図形力をつけるためには、積み木やパズルなどの経験や、幼少時の体験から得た知識が多いほうが圧倒的に有利です。
つまり、幼児期の「体験学習」が絶対に必要なのです。
これらの算数の力を付けるためには、「幼少時から10歳ころまでの取り組み方」がとても大切です。
幼少時のうちから、正しい学習方法をしてくれば10歳ころまでに大体の基本は完成しています。
この基礎学力がついているお子様は、もし、将来、中学受験をすることになっても、軽く乗り越えていきます。
小学校に入る前の英才教育が必要とは思いませんが、就学前の最低限のさんすうの知識は必要だと考えています。
お母さま方は、ぜひ、算数の得意なお子様を育ててくださいね♪
この春から、「さんすうティーチャー養成講座」をスタートします。
お子様に算数を教えたいママ、さんすうを子どもに教えることをお仕事にしたいママ、を募集します。
詳しいことは、 info@mac-study.com
までご連絡ください。
大迫 ちあき 【中学受験アドバイザー】
記事テーマ
生まれつきの子供の能力に差はありません。大切なのは、学習の「環境づくり」です。「算数って面白い!」「お勉強って楽しい!」とお子様に感じさせてみませんか?ここでは、ママと子供が楽しめる、日々の生活の中で出来る「事物学習」を中心に書いていきます。