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算数が得意な子どもに育てる秘訣/2012年7月

ママが算数好きになりましょう♪

一ヵ月に一度、幼稚園~小学生低学年のお子さまに、算数スクールを開いています。ここでは、お母様も一緒に、参加していただいています。私は、算数が苦手だったから・・・・とか、どうやって算数を子どもに教えればいいのかわからないから・・・なんて関係ありません。子どもたちが、目をキラキラさせながら、算数に取り組んでいる姿を是非一緒に見ていただきたいのです。

 

 

子どもたちは、算数をお勉強だと思っていません。まして、辛いものだとも、難しいものだとも思っていません。ですから、お母様にも、算数=大変なお勉強 という考えをなくして欲しい、と思っています。そして、楽しく算数のしくみを学んでいきましょう。

  

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ドリルよりも「数の概念」を身につける

「数の概念」とは、数の総括的・概括的な意味のことです。といっても、ピンときませんよね? 簡単にいえば、「数っていったい何?」ってことを知ることなんです。算数が得意な子どもにするためには、これがとても大切です。実際の「もの」を使ったり、絵を描いたりしながら、数の概念を体得しましょう。

 

 

よーく見てみると、世の中には、数字があふれています。ものの個数はもちろん、ものの重さ、長さ、日にち、時間、地震や台風の大きさに至るまで、どのくらいの大きさなのか、どっちが大きいのか、どれくらい違うのか・・・私たちは無意識のうちに数の概念に触れているのです。

 

 

小さい時から無理にドリルをする必要はありません。お教室に通う必要もありません。最初は、身の回りにあるもので、日常生活の中で、数に親しみましょう。暮らしの中で、ママと子どものやり取りの中で、育っていく算数の基礎があるのです。

「数」と「もの」の対応 ~ 一対一対応

まずは、「数を意識させる」からですね。「何歳?」「3歳」・・・その時に、お子様が指を3本立てたら、「いち、に、さん」「さん・・・さん歳だね」を繰り返してあげましょう。そして、指1本が「いち」を表すこと、2本になったら、「に」を表すこと、を少しずつ理解させてあげましょう。

 

 

10までの数は、指を使って出来ます。あくまでも、「数」と「もの」の一対一対応を意識させてあげてくださいね。指が飽きてきたら、おはじきや積木を使って、「数え上げ」をやってみましょう。下にお子様のおられる場合は、おはじきですと、誤飲の可能性があるので、積木などの大きめのもののほうが安全です。

 

 

もちろん、「ケーキを3コ買いましょうね。」「お花がいくつ咲いたかしらね。」とお子様といっしょに、お買いものやお散歩の中でも数に親しんでいってくださいね。少し上達したら、「リンゴ6個を2人で分けたらどうなるかしら?」「1人2個ずつ取りましょうね」なども出来ますよね?

 

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「数」と「数字」の対応 ~ 数字の持つ意味

「数」と「もの」の対応が出来るようになったら、今度は、「数」と「数字」の対応です。つまり、目の前にある「クッキー2枚」、を表す記号が、「2」ということを理解する、ということですよね。ただし、あまり早い時期からやる必要はありません。数字は、小学校に入るまでに出来るようになれば充分です。

 

 

お子様が、数字に興味を持ち始めたら、まず、声にだして数字を読んであげましょう。「いち」が「1」、「に」が「2」、「さん」が「3」・・・・その時に、おススメなのは、数字の横に「ドット」(点)を付けておくことです。ドットと数字を対応させてあげてください。そして、数字の持つ意味を教えてあげてくださいね。

 

 

 読み方がだんだん出来てきたら、次は書き方ですよね。数字を書くのは、年長さんくらいになってからでも充分ですが、ママが気を付けることは、「正しい書き順を教えること」です。数字にも書き順があるのです!実は、小学校にはいって、0と6の区別がつかないお子さん、5を一筆書きするおこさん・・・などがおられます。ここをきっちりとやっておかれると、あとが楽です♪

 

 

 

 

 

 

正のスパイラルを身につけましょう

セミナーなどで、「どうしたら、算数が得意になってくれますか?」というご質問を良く受けます。私は、いつも「正のスパイラル」を作ってくださいね、とお話しています。つまり、出来る → 楽しい → 好きになる・・・という構図です。

 

 

算数という科目は達成感を感じやすい科目です。「出来た!」という感覚をお子様に味わわせてあげて欲しいのです。ですから、最初は簡単なものから与えます。そして、たくさん、「成功体験」をさせてあげてください。

 

 

少し出来るようになると、子どもは「自信」を持ちます。この自信が大切なのです。そして、数を数えることや、数で遊ぶことが楽しくなってきます。そして、算数が好きになっていくのです。

 

 

好きこそものの上手なれ・・・・誰でも聞かれたことがあるこの言葉。これは、本当にその通りだと感じています。好きなものは、もっとやりたくなりますよね? その結果、どんどん出来るようになっていくのです。

 

次回は、では実際どうやってドリルを使ったらいいのか、など、お伝えしたいと思います。

Information/お知らせ

●ブログでは、小さいお子様の算数から、中学受験をするお子様の算数まで、いろいろな話を書いています。 

ブログはこちら →→★★★

 

●「ママと子供の算数スクール」では、7月15日に、「クッキーを作って数で遊ぼう♪」を行います。詳しい事をお知りになりたい方はご連絡ください。

こちらまで→→★★★

Mama's profile/プロフィール

大迫 ちあき

大迫 ちあき 【中学受験アドバイザー】

記事テーマ

「子供を算数好きにできる?幼少時の家庭学習法」

生まれつきの子供の能力に差はありません。大切なのは、学習の「環境づくり」です。「算数って面白い!」「お勉強って楽しい!」とお子様に感じさせてみませんか?ここでは、ママと子供が楽しめる、日々の生活の中で出来る「事物学習」を中心に書いていきます。

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