毎日のスキンケア習慣は、ケアそのものの効果以外にもとっても大切な役割があります。
赤ちゃんのお肌に触れてみてください。今日のお肌の調子はどうでしょう。調子がいい?悪い?普通?「普通」がどんなものかわからない。という方もいるのでは?
では、自分自身のお肌はどうでしょう。毎朝の洗顔・スキンケアが習慣になっていたら、少しの不調にもすぐに気が付きますよね。
まずは毎日お肌にふれて、お肌の状態を手のひらで覚えてあげることが大切。ほんの少しのお肌の変化に気づくことができれば、トラブルに発展する前に、おうちでのスキンケアで防いであげられることがほとんどです。
「いつもと肌触りが違うな」と思ったら…
・今のスキンケアで十分?
・間違ったケアをしていない?
・環境や空調のせい?
まずは原因を考えてみましょう。
お肌の不調の原因は、外からの影響だけとは限りません。
以前、「心を育む!ふれあいベビースキンケア」の記事で、「脳と皮膚は、とっても近い関係にあります。」というお話をしました。お肌からの心地よい刺激は、心を育む近道。
それとは反対に、心や体の調子がお肌に表れることもあります。
嫌なことが続いた時、「肌荒れがなかなか治らない」「普段できないニキビができた」なんて経験はありませんか? ストレスや体調不良による、ホルモンバランスの崩れや免疫力の低下は、様々な肌トラブルの原因にもなります。
「赤ちゃんもストレスを感じるの?」と疑問に思われがちですが、言葉が話せない赤ちゃんは、不快感や不満・さみしさが小さなストレスに繋がることがあります。
外的な原因が思い当たらない時は、ちょっと考えてみてください。
・泣いているのを放ったらかしにしていない?
・暑さや寒さ、衣服や寝具の感触など、気持ちよく過ごせている?
・いっぱい抱っこしてあげている?
毎日ふれていなければ、気付かない程度の小さなサイン。ママの手のひらでお肌からのSOSを感じ取ってあげましょう。
お肌とお肌がふれあうと、血液中のストレスホルモンが減少し、副交感神経が優位に働いてリラックス反応が起こります。ママの手と赤ちゃんのお肌がふれあうスキンケアは、心の変化に気づいてあげられるのと同時に、それ自体がストレスを緩和してくれます。
また、ふれられて気持ちいいのは赤ちゃんだけではありません。赤ちゃんを抱きしめると、ママも何だか安心しませんか?
ふれることはふれられること。お互いのお肌を感じてママも赤ちゃんもリラックス。スキンケアを楽しむ時間は、ママ自身にとっても癒しの時間になります。
「やらなきゃ」と義務的にケアするのではなく、赤ちゃんのやわらかいお肌や体温を感じながら、じっくりふれあう時間をつくってくださいね♪
木内 美城 【ベビースキンケア講師】
記事テーマ
ぷるぷる・もちもちなイメージの赤ちゃんのお肌…実はものすごく乾燥肌って知っていましたか?きれいなお肌の土台をつくるには、0歳からのケアがとっても大切です。でも…毎日お手入れしていても、間違ったやり方では逆効果。正しいケアを身につけて、トラブル知らずのお肌を育てましょう!季節ごとのケア方法や、親子でふれあいを楽しむポイントもご紹介します。