「親子にとってスキンシップはとっても大切!」
なんとなく当たり前のように定着していますが…
「夜泣きや便秘が治る」「身長・体重が増える」「親子の絆が深まる」なんて具体的な効果を聞くと、「ふれるだけでどうして?」そう思いませんか?
もちろん、きちんとした理由があります。
中でも重要な役割を果たしているのが、からだの機能を調節するホルモンのはたらきです。
ホルモンにはたくさんの種類があり、つくられる場所やはたらきはさまざま。ふれあいの効果に大切なのは、脳から分泌されるホルモンです。
皆さん、「オキシトシン」という名前を聞いたことがありますか?
これはママにとって身近なホルモンで、出産時に子宮収縮・陣痛促進のために使われたり、赤ちゃんがママのおっぱいを飲んだ時に分泌され、母乳を出すように促す効果があります。
そして、今特に注目されているのが、絆を深める効果。
赤ちゃんを抱っこしているとき・なでているとき・手をにぎっているとき、愛おしい気持ちがわき上がってくるのを感じませんか?これが「オキシトシン」の効果です。
「オキシトシン」が最も多く分泌されるのは、ふれられている時。
ママにやさしくふれられると、赤ちゃんの脳から「オキシトシン」が分泌され、ママへの愛情・信頼・共感の気持ちが高まります。
また、同時に「セロトニン」というホルモンの分泌も盛んになります。
「セロトニン」は、心を落ち着かせてくれるホルモン。毎日のふれあいが習慣になっている赤ちゃんは、夜泣きが少なく情緒が安定していることがわかっています。
「オキシトシン」には,ストレスを感じた時に分泌される「コルチゾール」というホルモンの濃度を低下させ、リラックスさせる効果があります。
リラックスした赤ちゃんは、すやすや深い眠りにつきます。
骨や筋肉の成長を促す「成長ホルモン」が最も多く分泌されるのは、熟睡している時。リラックスしてよく眠ることが、赤ちゃん・子どもの成長に直接つながります。
「寝る子は育つ」という言葉は本当だったんですね。
また、「成長ホルモン」は、免疫力を高め新陳代謝を活発にしてくれます。
前回お話ししたように、ストレスや免疫力の低下は肌トラブルのもと。ふれあいの効果は、強いお肌をつくるためにもとっても大切です!
ふれあいの効果は、赤ちゃんだけのものではありません。
赤ちゃんにふれたり抱きしめたりすることで、肌と肌がふれあい、ママにも同じ効果が生まれます。
赤ちゃんへの愛情の気持ちが大きくなり、ママも一緒にリラックス。赤ちゃんとたくさんふれあうことは、ママの産後うつにもいいといわれています。
ふれあいの効果を最大限に活かすには、毎日じっくりお肌にふれる時間をもつことが大切! 気が向いたときだけでは、効果も一瞬です。
ふれあいスキンケアを習慣にして、こころとからだの内側からもしっかりケアしてあげましょう。
親子で保湿剤をぬりあいっこすると、お肌にも心にも効果抜群ですよ♪
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木内 美城 【ベビースキンケア講師】
記事テーマ
ぷるぷる・もちもちなイメージの赤ちゃんのお肌…実はものすごく乾燥肌って知っていましたか?きれいなお肌の土台をつくるには、0歳からのケアがとっても大切です。でも…毎日お手入れしていても、間違ったやり方では逆効果。正しいケアを身につけて、トラブル知らずのお肌を育てましょう!季節ごとのケア方法や、親子でふれあいを楽しむポイントもご紹介します。