まもなく本格的な冬! ママも手足の冷えが気になる季節ですよね。
皆さん、「冷え」も肌荒れのもとってこと、ご存知でしたか?
血行が悪くなると、栄養や酸素が十分に細胞に運ばれず、新陳代謝が低下し、強いお肌がつくられなくなります。そのため、ただでさえ乾燥しがちな冬のお肌が、ますますダメージを受けやすいお肌になります。
更にひどくなると、耳や手・足の指先などの末端部位が赤くなり、かゆみや痛み等の炎症が起こります。これが「しもやけ」。
しもやけというと、「昔の病気?」「赤ちゃんもしもやけになるの?」なんて思われがち。最近では、空調設備が整い昔に比べると少なくなっていますが、体温調節が苦手な赤ちゃんには、まだまだ注意が必要です。
しもやけは、悪化すると強いかゆみを伴い、掻いてもなかなか治まらないことも。痒さのあまりに掻き続けてしまうと、水ぶくれや化膿など、症状が悪化し悪循環に陥ります。
また、通常かゆみを一時的に抑えるには「冷やす」のが有効ですが、冷えがもとで起こったしもやけをさらに冷やし続けると、ますます治りが遅くなります。
発症するとつら~いしもやけ。症状が出る前にまず予防!早めの対策と治療を心がけましょう。
しもやけの一番の原因は、寒さによる血行不良。とはいえ、暖めすぎも乾燥・肌荒れのもと! 汗などのお肌の湿りをそのままにしておくと、お肌表面の温度が下がり、しもやけになりやすくなります。
手袋やもこもこの靴下で寒さを防いだつもりが、汗やムレでしもやけに…。
手洗いや雪遊びで濡れた手を放ったらかして、しもやけに…。
なんてことにならないために、お肌に残った汗や水分はやさしくふきとり、濡れた服はできるだけ早く着替えましょう。
前回お話しした「冷」「温」に加え、「湿」を上手に調節することが、冷えからお肌を守るカギです。
「冷えすぎはNG!暖めすぎもNG!なんて言われたら、どう調節したらいいかわからない…」と混乱してしまいそうですが、基本は簡単! たくさんふれて、肌で感じてあげることです。
例えば、裸足で床の上をハイハイしていて「寒くないかな?」と思ったら、まずは手をあててみます。氷みたいに冷たくなっていたら、靴下をはかせて。少しくらいなら、動き回って暑くなることも。少しだけ様子をみて、また触れてあげます。
靴下をはいている時は、時々手を入れてみましょう。汗ばんでいたら、靴下を脱がせてやさしく汗をふきとってあげてくださいね。
しもやけは末端部分に起こりやすいため、言葉で違和感を伝えられない赤ちゃんは、悪化するまで気づかれないことも。
ちょっとした変化にいち早く対応するためにも、毎日スキンケアでお肌にふれてあげることが大切。頭のてっぺんから足の指先まで、いつものお肌の状態をママの手で覚えておきましょう。
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木内 美城 【ベビースキンケア講師】
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ぷるぷる・もちもちなイメージの赤ちゃんのお肌…実はものすごく乾燥肌って知っていましたか?きれいなお肌の土台をつくるには、0歳からのケアがとっても大切です。でも…毎日お手入れしていても、間違ったやり方では逆効果。正しいケアを身につけて、トラブル知らずのお肌を育てましょう!季節ごとのケア方法や、親子でふれあいを楽しむポイントもご紹介します。