前回に引き続き、お肌の天敵「かゆみ」に関するお話です。
虫刺されや湿疹ができている時、寝ている間に掻きむしってしまい、朝起きたらとんでもないことに…なんて経験はありませんか?
お子さんが夜中にかゆがり、止めるのに必死でママも子どもも眠れない…なんて話もよく聞きます。掻くのを無理に抑えつけるのもつらいですよね。
では、なぜ夜中に掻き壊してしまうことが多いのでしょう?
「寝入りばなに体温が上がるから」
「寝ている間は無意識に掻いてしまい、我慢がきかないから」
「気をまぎらわすことができないから」
それも確かにそうですね。でも、理由はもう一つあります。
実は体温や意識の違いだけではなく、からだのリズムによって、かゆみ自体も実際に強くなっているんです。
私たちのからだの中では、炎症やかゆみを抑えてくれる「副腎皮質ホルモン」(ステロイドホルモン)が分泌されています。
このホルモンの分泌には、約24時間の周期で変動するリズムがあり(日内変動)、主に日中は高く夜間には低くなります。昼間以上にかゆみが強い上に、注意をそらすこともできないため、無意識のうちに掻き壊してしまうんですね。
最初は軽いかゆみと思っていても、一度掻き壊すと、敏感でかゆみを起こしやすいお肌になっていきます。
掻き壊しの悪循環に陥らないように、入浴後の保湿ケア、夜でも体を温めすぎない、爪を短く切っておくなど、眠りにつく前のチェックを心がけましょう!
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木内 美城 【ベビースキンケア講師】
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ぷるぷる・もちもちなイメージの赤ちゃんのお肌…実はものすごく乾燥肌って知っていましたか?きれいなお肌の土台をつくるには、0歳からのケアがとっても大切です。でも…毎日お手入れしていても、間違ったやり方では逆効果。正しいケアを身につけて、トラブル知らずのお肌を育てましょう!季節ごとのケア方法や、親子でふれあいを楽しむポイントもご紹介します。