みなさんのお袋の味って何ですか?カレー?肉じゃが?コロッケ?どれを思い浮かべても、顔がほころんでしまいますね。
では、みなさんのお子さまにとってのお袋の味といえば?何が思い浮かびますか?
私は小さいころ母に作ってもらったバターロールが忘れられません。今思えば我流で作っていた母のバターロール。もしかすると、そんなにおいしい物ではなかったのかもしれません。でもとっても心に残っています。
母がパン作りをする隣で一緒にパン生地をさわったこと、「まだ焼きあがらないかなー」とむくむく大きくなる白い生地を眺めていたこと、焼き上がりの香り、そしてふわふわパンの焼きたての味。特別にウィンナーが入っているのを独り占めしたこと。
おうちパンの良さはたくさんありますが、ひとつはママとお子さまが一緒に作って、一緒に食べて、しあわせな気持ちになれることではないでしょうか。おうちパンをママのお袋の味にしてみませんか?
そこで、みなさんにパン作りをお伝えしていくわけですが、「作るのは難しそう」「時間がかかりそう」、ととっつきにくい印象があるかもしれません。でも、実はそんなことはないんです。実際に私自身も7ヶ月の息子をかかえながら毎日手作りのパンを焼いています。
コツさえ押さえれば失敗のないパン作りを楽しむことができます。 パン作りにはいくつかのポイントがあります。でも、失敗も勉強のうち。パン作りが上手になりたければ失敗は欠かせないのも事実です。
失敗が多い理由として、パン作りに欠かせない材料の「酵母」(イースト)があげられます。酵母は生き物なんです。生き物なので温度や湿度によって、発酵時間や温度が変わります。野菜や動物を育てるのと同じように考えてみてください。特に日本は四季があるのですぐに失敗なくパン作りはできません。思ったより生地がベトベトで扱いにくかったり、なんだか小さな小ぶりのパンが焼けたり、固かったり。でも、ポイントさえきちんと押さえれば、ちゃんとおいしいパンが作れます。その子(パン)に寄り添う気持ちで無理なく育ててあげられれば、きっとおいしいパンが焼けると思います。
でも、パンにあわせてばかりもいられませんよね。できるだけ楽に作れるのが一番です。そんな時に便利なのが、ホームベーカリーです。ホームベーカリーをお持ちであれば更に楽にパン作りを楽しんでいただけます。「パンの先生がホームベーカリーをオススメするの!?」と驚かれてしまいそうですが、オススメしています。パン作りをぜひ一大イベントにせず、日常にしてほしいと思っているからです。
パンを手でこねている時に限ってお子さまが「抱っこ~」と近づいてくるなんてことありませんか?毎回そうなってしまうとお子さまもかわいそうだし、何よりパン作りが一大イベントになってしまいますね。であれば、「手ごねにこだわらず、ホームベーカリーを使いましょう!」というのが私の考え方です。
せっかくホームベーカリーを買ったけれど、思ったよりおいしく作ることができなくて…という方いらっしゃいませんか?おいしくパンを作るヒントをお届けしますね!!
大切な家族が毎日口にするものだから、安全・安心な材料で、おいしい手作りパンをママの手で作りませんか?
吉永 麻衣子 【パン教室主宰】
記事テーマ
ママが子供たちのために焼いた【おうちパン】が毎日食卓にあったらとってもしあわせ!パンをこねるママの姿、ふわふわふくらんでいく生地、オーブンからパンの焼ける香り。「子育てで忙しい!パン作りは難しい!」と思っているママさんへパン作りを失敗しないための小さなコツ、お手軽なレシピ、しあわせエピソード等お伝えしていきます。