いろいろな丸め方があります。
要はパン生地の表面を傷つけずに、ピンと張らせることができればOKなので、色々な方法を試してみてください。
私が教室でお伝えしている方法をご紹介します。これはインスタントドライイーストを使ったときの丸め方です。
1.生地の裏表を見比べて汚いほうを表にして縦長に生地を置く。
※実際にやるとわかると思いますが、あまり生地が細切れになっているとやりづらいので、分割はなるべく少ない回数でできると良いです。
2.手前から向こう側に半分にパタンと折る。そのときに、真ん中から大きく生地がお辞儀をするような感じで折るのが大切。あまり指先に力を入れすぎると傷をつける原因に!
3.綴じ目を縦にしてまた半分にパタンと折る。これを数回繰り返す。
※このときにパン生地の表面がビリビリ破れてペトペトしてくるようだとたたみすぎなので注意。
4.表面がピンと張れて、芯が感じられるようになればOK。
自分で丸めた生地がこれで良いのか悪いのかを見極めるには、ベンチタイムで少し生地を休ませるとわかります。
表面がガサガサしているようであれば生地を触りすぎですので、たたむ回数を減らしてください。
また、表面に張りがなく横にだれるようだと、少したたむ回数が足りないので、増やしてみてください。
「○回たたむ」と言い切れればとても楽なのですが、人の手や生地の状態によって回数がかわるので、残念ながら言い切れません。
どうぞ何度かトライしてみてください。これがパン作りの楽しさでもあり、難しさでもあります。
吉永 麻衣子 【パン教室主宰】
記事テーマ
ママが子供たちのために焼いた【おうちパン】が毎日食卓にあったらとってもしあわせ!パンをこねるママの姿、ふわふわふくらんでいく生地、オーブンからパンの焼ける香り。「子育てで忙しい!パン作りは難しい!」と思っているママさんへパン作りを失敗しないための小さなコツ、お手軽なレシピ、しあわせエピソード等お伝えしていきます。