パン作りは「時間がかかる」と思っている方が多いと思います。
確かに計量から焼き上がりまで時間がかかります。でも! 実際に手を動かしている時間はそれほど長くありませんし、複雑な動きもありません。
面倒だと感じる工程のひとつに「分割」があります。
ひとつ50gだから・・とスケッパーでカットしてはかりで計る作業です。
確かに急いでいるときには面倒に感じると思います。でも大丈夫です! 10月にご紹介したゴマゴマチーズパンもそうですが、「切りっぱなし」の成型でも充分おいしいパンになります。
今回は「切りっぱなし」のベーグルをご紹介します。今回ご紹介する作り方は1次発酵がないので、急いでパンを作りたいときにオススメです。
【生地】 (ねじねじベーグル5つ分)
●強力粉(はるゆたかブレンド) 300g
●イースト 5g
●塩 5g
●砂糖 15g
●水 180g
<生地をゆでる用>
● 水 3L
● 砂糖 40g
①大き目のボウル(直径25cm程度、浅いものが便利)に強力粉・イースト・塩・砂糖を計量。小さいボウルに水を計量。いずれもデジタルスケールできっちり!
②大きいボウルに水を全部加えて、ゴムベラで混ぜる。生地がまとまってきたらゴムベラの生地をきれいに外し手でこねる。
③丸めて表面をピンとはり、ボウルに入れてラップをし、常温で春秋は15分、夏は10分、冬は20分置いておく。
④少し生地が緩んだらOK。ボウルから生地を取り出してめん棒で20cm×15cmに伸ばし、ピザカッターで4センチ×5センチにカットする。
ねじらずにそのまま焼きたい場合は好きな形にカットする。
⑤カットしたものを図のようにねじねじして、端を閉じて輪にし、仕上げ発酵をとる。この後ゆでる作業があるので、天板に乾いた布巾を敷き、その上に生地を置く。オーブンシートだとくっついてしまうので使わない。
⑥仕上げ発酵は35℃で20分。
⑦少しふっくらしたらOK。生地を砂糖を溶かしたお湯で茹でていく。片面30秒程度。
⑦200℃に予熱をしたオーブンで15分焼成。
⑧焼きあがったら網に出して冷まし、粗熱が取れたらビニール袋に入れて保存。冷凍しておくと食べたいときに食べられて便利です!
吉永 麻衣子 【パン教室主宰】
記事テーマ
ママが子供たちのために焼いた【おうちパン】が毎日食卓にあったらとってもしあわせ!パンをこねるママの姿、ふわふわふくらんでいく生地、オーブンからパンの焼ける香り。「子育てで忙しい!パン作りは難しい!」と思っているママさんへパン作りを失敗しないための小さなコツ、お手軽なレシピ、しあわせエピソード等お伝えしていきます。