さて、パン作りの工程をひとつずつ区切ってポイントをお伝えしたいと思います。
通常のパン作りは、計量→こねる→1次発酵→分割・丸め→ベンチタイム→成型→仕上げ発酵→仕上げ→焼成という工程に分けられます。
今回は「計量」にフォーカスを当てます。
計量というと、「面倒くさい!」と思いますよね。レシピを見ながらいくつもの材料を計るのは確かに面倒くさい作業です。でも、ここは外せません。計量はきっちり行ってください。
ちなみに私はとっても大雑把な性格の人間ですが、この「計量」という作業だけはきっちり正確に行います。正確な計量、とても大事です。
特にインスタントドライイーストや塩は生地に入れる量が極めて少量です。なので、1gでも誤差があると大きくパン生地に影響を与えます。
計量はおいしいおうちパン作りへの第一歩です!がんばりましょう!
前回も少しお伝えしましたが、きっちり計量するために必要な道具がデジタルスケールです。3000円前後から販売されています。是非パン作りをされる方はこのデジタルスケールを購入してください。できれば0.1g単位で計れるものが良いです。小さじ、大さじ、計量カップは使用しません。
パン作りには仕込み水といって液体を使用します。これは水であったり、牛乳、卵、生クリーム等が使われます。液体なので計量カップで測りたくなるところなのですが、これらもデジタルスケールを使います。
計量カップだとどうしても目線の高さで誤差が出てきてしまいますが、デジタルスケールだと誤差がでることがありません。
その少しの数グラムの誤差がこの後の生地に大きな影響を与えることになります。少し誤差があるだけで、水が多すぎて手にまとわりついてどうしようもないようなベトベトな生地になったり、水が少なくてカチカチの生地になったりします。
仕込み水をしっかり計量することで途中作業がスムーズに進み、最終的にはおいしいパンになります! 是非丁寧に計量してみてください。
吉永 麻衣子 【パン教室主宰】
記事テーマ
ママが子供たちのために焼いた【おうちパン】が毎日食卓にあったらとってもしあわせ!パンをこねるママの姿、ふわふわふくらんでいく生地、オーブンからパンの焼ける香り。「子育てで忙しい!パン作りは難しい!」と思っているママさんへパン作りを失敗しないための小さなコツ、お手軽なレシピ、しあわせエピソード等お伝えしていきます。