一口に、ブランディングというと、自分のキャラを作る、イメージを作る、ということにとらえられがちですが、実際、生まれも育ちも含め、その人の生きてきた環境、あるいは今現在の環境は、隠そうと思っても「ダダ漏れてしまう」ということがあります。
タレントさんでもそうですが、テレビでみていて人柄ってわかりませんか?もちろん編集されて面白おかしく取り上げていたとしても、何気ない表情とか人とのコミュニケーションや発言、ちょっとした言動などで、その人の人となりが現れてしまう部分があります。
ブログやSNSも同じだと感じます。例えば、良い意味でも悪い意味でも、攻撃的な部分を持っている人は、ちょっとした時に攻撃性が現れたり、文章や表現力にも、その人の「人となり」が出てきてしまいます。
最近はブログやSNSなどを更新されればされるほど、やはりどこかで、その人を垣間見ることができます。ですから、より人間力が必要になる時代だと思います。
人は誰でも、多面性があります。人から見た時に印象はそれぞれ違うかもしれませんし、自分で思っている印象と、人から言われる印象が違う事にびっくりすることもあるでしょう。
それぐらい、イメージって統一していないんです。
案外、自分が一番わかっていない可能性があります。
例えば、「私」松前博恵を例にとっても、私は、常にアクセクアクセクと走り回り、早口言葉で行動も早く、テキパキしていると自分では思っています・・
が、人からよく言われるのは「ゆったりしてる」「おっとりしている」という言葉。
私のどこが、そんな「おっとり系」を醸し出しているの??と思って、人に聞いてみると、話し方の印象や、しぐさ、表情がおっとりしている印象を与えるようなのです。さらに、発する言葉の間の取り方が「天然系」だそうです。
正直、話し方を計算している訳でもないですし、表情やしぐさを、考えながらしている訳ではないので、それは私の癖、あるいは今まで生きてきた環境の中で培われたものなんですね。つまりは、治る見込みのない、本物の天然だということです・・
ですので、私がどんなに「仕事の出来る女性風」を装ってみても、「話すとおっとりしていて、どちらかというと天然系」で、チグハグなイメージになってしまう訳です。
でも、これが私の強みになっていることはいうまでもありません。
結局、ブランディングというのは「自分のモチベーションを高めるためのツール」であったり、ファンを掴む為の手法、自分のスキルを磨く一つの手段ではありますが、本来は、人それぞれの個性や、人間性、深み、考え方などによるところが大きく、ブランディングを一度勉強したり、自分である程度考えたら、なるべく「自分の人間性を高めるため」に時間を費やすことがベストだと思います。
自分の人間力を高めるために必要なのは何か? やはり、人と関わることではないでしょうか?
しかも、良質な情報を自分で選択し、どんどんインプットし、インプットし続け、感性に触れていく。
それも一人でするよりも、感性の高い人と一緒にどんどん触れていけば、さらにそこに磨きがかかる。
いろんな人と知り合うのは良いのですが、ただ知り合うだけの関係を続けるのではなく、ココロの中に深くかかわっていく仲間も大切です。愚痴を言い合うとかそういう仲間ではなく、感動を同じように味わえて、お互いが磨ける仲間です。人との深い関係性や人との時間を大切にする人は、自分も大切に出来る人。人間力はどんどんアップしていきます。
人にお願いばかり。自分がちゃっかりと良い思いをするだけ。「ありがとう」と感謝を言うだけではなく、相手にも利点を与えられる人にならないと、成長はストップしてしまうと思います。
気がつくと人が周りから離れていく。その空気で感じることが出来ると思います。
人に何かを与えて貰った時は、その人に倍返しをする。そんな思いで仕事をし続けていくと、自然と人が集まり、人も自分も成長していく。それを忘れないでいたいと思います。
ブランディングは作るものではなく、自然なモノ。つまり、人間性=ブランディングだということ、しっかり刻んで、みんなで明日をまたがんばりましょうね!
松前 博恵 【ブランドカウンセラー】
記事テーマ
ジェネリーノには、多くのカリスマ・ママブロガーさんが登録されています。自分だけのオリジナル「強み」を生かし、その道の達人として著書を出したり、講師になったりと、普通の主婦から飛躍的な活躍をされる方も多数。活躍オーラを持つ秘訣、オリジナルブランド作りにはどんな秘密があるのでしょう?ブランドカウンセラー松前がその秘訣をお伝えします。