私は仕事柄、ママで仕事も確立されている著名な方と関わることも多いですが、ブランディングで成功している人は、「限られた時間の中で、最大限に有効な時間を使っている人」が多く、シンプルに自分の実績と評価を積み上げています。
それはつまり、「人との距離感が上手で、問題がおきないように、人を読み説く力を持つ」ことだと言えます。
とはいえ、子供のお付き合いで起こるコミュニケーションは、どんなにバリバリとキャリアを積まれている方でも、どんなに友達の多いコミュニケーション上手でも、子供と繋がるママ友関係や伴侶のご親族、あるいは自分の親との関係などは、なかなかその距離感を計るのは困難なようです。
ところが、そんなこともまったく気にしていない方々がいらっしゃいます。
いわゆる人との距離感が上手な人達。人をすぐに読み説く力の強い方。
そういう人たちに話を聞くと、実は色々と失敗を重ねてきたと聞くことが多い。つまり、その失敗と経験により、人を見抜くプログラムが出来上がり、面倒なことにならないように、きちんとバリアをはれるようになったようなのです。
ですから皆さん。まずは失敗を沢山重ねてください。
会社でのコミュニケーションや仕事の失敗は、20代から沢山してきたとしても、ママ友や親族関係は初めての経験なのですから、新たなステージと思い、どんどん失敗してみてください。
今回は、ママブランディングにおける、「人を見抜く力」すなわち、人を読み説く力にについてお伝えします。
私は過去に5度の転職をしています。
5つのうち、面接で勝ち取ったのは3つ。あとの2つは直接企業からお声をかけて頂きました。もちろん出産後の30代後半での転職も成功しています。
競争率も高かった企業を転々と出来たのも運も強かったのだと思いますが、「自分を社員として買って頂くための打ち出し方」というのは、他の人よりも、ある程度は心得ていたと言えます。
しかし、これはあくまでも面接に挑み、相手に選ばれたという事実です。ですからこの時点で私には、相手を読み説く力があったわけではありません。面接官に読み説かれたのです。
5社のうち3社は、短期間で退職。2社は結構長く続きました。読み説かれて選ばれても、その後どうなるかは面接官でも、結局のところわからないのが現状だと思いますが、配属された部署で自分にマッチングした仕事をさせて頂き、何かしら貢献をしたという自負はあります。
私は5度の転職の中で、何人かの面接をして下さった方に「何故私を選んだのか?」について伺ったことがありました。皆さんがおっしゃることは、ほぼ似ています。
「コミュニケーションにおいて、安心・安全を感じたから」
「適材適所にマッチングする人材だと思ったから」
「今の現状を変えてくれる力があると感じたから」
というような事。つまりその判断は、多くの人材を見てきた面接官達にとって、「今まで出会い接触し、経験してきたありとあらゆる方向性を示唆した結果、この人なら大丈夫!と判断した」という、あくまでも面接に関わった人たちの、過去の記憶データによるもの。
人間は、自分が接触した人たちとの様々な出来事や履歴がプログラムの中にデータとして収まり、その記憶をさかのぼり、まずは一番気になる
「この人は自分にとって安心安全な人か?」
とピピピとアンテナをはり、診断をしているのではないでしょうか?
今回のまとめとして、無駄な気苦労をせずに、シンプルな状態でママ達が自分ブランドを確立していくためには、
「人を数秒で読み解く訓練を積むこと」は大切ということをお伝えしました。
ママと言うステージの中では、新たな人間関係が広がります。
ですから、ここは新1年生、新入社員と同じような気持ちで、どんどん初期に失敗を重ね、データをインプットし、ママの人間関係において上手な距離感を計れる人になってください。
人付き合いにおいても、勇気と努力と実績が必要。
是非トライしてみてください!
松前 博恵 【ブランドカウンセラー】
記事テーマ
ジェネリーノには、多くのカリスマ・ママブロガーさんが登録されています。自分だけのオリジナル「強み」を生かし、その道の達人として著書を出したり、講師になったりと、普通の主婦から飛躍的な活躍をされる方も多数。活躍オーラを持つ秘訣、オリジナルブランド作りにはどんな秘密があるのでしょう?ブランドカウンセラー松前がその秘訣をお伝えします。