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ブランディングと共感/2013年2月

愛されること。共感を得ること。それがブランド作り。

「なんのために自分ブランディングが必要なのか?」ということを突き詰めて考えてみると、「人々に愛されるブランド」になるためにどうしたらよいか?ということにつながっていきます。

 

つまり、ブランドの価値って、人に愛されていたり、愛着を持っていただいたり、憧れてくれたり、欲しいと思ってもらえることが、ブランド価値であって、犯罪を起こしたりして世間で話題になることはブランドとは言わないですよね? ファンを惹きつけることがブランドで、ファンの共感を得ることが必要。

 

私自身も、自分の主宰する「専門職を持つプレミアム主婦のコミュニティ・ジェネリーノ」については、いつもいつも頭の中でいろんなことを考えています。

「どうしたら、ジェネリーノは愛されるブランドになるのだろうか?」

「どうしたら、ジェネリーノを価値の高いブランドにできるのだろうか?」

苦悩しては落ち込み、いろんなことを実行して、経験して、試行錯誤しています。

 

人との共鳴や共感は、時代と共に生きているということですから、ブランド作りには終わりがなく、築き上げてからも、それを維持するために永遠に走り続けるのだと思います。

背景にあるストーリー

私の尊敬する、放送作家、脚本家の小山薫堂さんの書籍「小山薫堂 幸せの仕事術」(NHK出版)。もう何度も何度も読み返しているのですが、その中の本文に、野球選手イチローのお母さんの作ったカレーの話が出てくるんですが、これがブランドの原点を表していて面白いんです。

 

薫堂さんが授業を持っている大学の講義で、普通にカレーを見せて「食べたい人?」と聞いたら、ちょうどランチの後だったこともあり、誰も手を挙げなかった。そこにカレーを作ったお母様が登場し、「この人は、イチロー選手のお母さんです」と紹介したところ、イチロー選手の奥さんは、イチロー選手のお母さんから伝授されたレシピを再現し、アメリカでも朝カレーを食べている。(有名な話ですね)それを話してからもう一度、「では、カレーを食べたい人?」と聞くと、今度は全員が手を挙げたというのです。

そうですよね。イチロー選手がただ有名だから。ではなくて、そのカレーを子供のころから食べて今のような強靭な選手になった。そのカレーを作ったお母様ご本人が作ったカレーなら、どんなにお腹がいっぱいでも、食べてみたいですよね。

ここで、生徒たちに薫堂さんは「皆さん。これがブランディングというものです」と話したそうです。

 

つまり、同じ商品であっても、その背景にどんなストーリーがあるか?どういう思いでその商品が生まれているのか?を知ることで、人の心は変わる。ということを薫堂さんはおっしゃっているのです。

 

私はそのことに、とっても共感致しました。

想いのパワーは人のアサインで決まる

それでは、文章にするととても簡単そうに思える、「背景にあるストーリーや共感」って、そう簡単に出来るものでしょうか? 実はここが一番難しいのだと思います。だってそれならみんなヒットを飛ばせる人になれる訳ですから・・

「想い」って、例えば独身時代、誰か異性を好きになれなくて懸命になっていた記憶ないですか? その時のことを想いだしてみてください。恋人が欲しいと思っていても、色々合コンにいってみても、デートしてみても、そこまで好きになれなくて悩みませんでしたか? 特に女性って誰でも良 いわけじゃなくて、どんなに条件が良くても、どんなに性格が良くても、沢山の男性に出会っても、心がときめく男性って、なかなか出てこないじゃないです か? それと同じくらい、仕事に「想い」を持つことって、難しいと思いませんか?

 

仕事のインタビューで取材を受けると、必ず聞かれるのが「なぜ、松前さんはジェネリーノを立ち上げたのですか?」ということ。

何故?といわれて付け焼刃的にストーリーを話しても、なんだかしっくりきませんでした。正直、最初の段階では、なんとなくやることになり、自分が出来ることだから、仲間も集まり、始めた・・・・というSTORYのない始まりだったんです。だから、 苦悩しました。自分の持っていた資金を注入して、足りなくなれば借金をして継続した「ジェネリーノ」は、熱い思いで始めた訳ではなかったため、一人で大変 な思いをして続ける意義があるのか?と何度も何度も、挫折しそうになりました。

 

今、続けていてよかったとしみじみ感 じるのは、沢山の素敵な専門職の仲間たちがいること。同じような感性で、共感してくれる仲間が周りに沢山いて、お互いに、仕事を紹介し合ったり、人 を紹介し合ったり、イベントのお手伝いをしてくれたり、お手伝いをしたり、温かいメンバーがいて、走り続けて下さっていることです。

そして、ジェネリーノとしての目的や目標も、はっきり見えてきて、何のために活動しているのか?の想いが強くでてきたことで、自分の方向性もわかり始めてきました。そうなると、自分たちのSTORYも見えてくるのが不思議です。

 

STORYは最初からなくても、継続していくことで生まれてくることもあります。中心となるメンバーたちが作り上げ、人が人を呼び、同じように共感してくれる人たちが集まる。いろんな経験をし、失敗をし、でも頑張って努力して続けていく・・・その繰り返しでいろんなことが見えてきます。

 

色々書きましたが、まだまだ私もこれからです。こちらで記事をかきながら、成長していく姿を見守ってください。

Information/お知らせ

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Mama's profile/プロフィール

松前 博恵

松前 博恵 【ブランドカウンセラー】

記事テーマ

子育てしながら自分の強みを生かす「自分ブランディング」の作り方

ジェネリーノには、多くのカリスマ・ママブロガーさんが登録されています。自分だけのオリジナル「強み」を生かし、その道の達人として著書を出したり、講師になったりと、普通の主婦から飛躍的な活躍をされる方も多数。活躍オーラを持つ秘訣、オリジナルブランド作りにはどんな秘密があるのでしょう?ブランドカウンセラー松前がその秘訣をお伝えします。

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