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昨今、「主婦になりたい」と憧れる学生が多いと聞きます。

確かに、主婦は憧れというのはわかります。色んな意見はありますが、主婦と幸せ感がつながって見えるというのは否めません。

例えば、自分の主宰しているジェネリーノの女性たちをみていると、夫婦仲も良く、とても幸せな生活に感じている主婦が多く、それは何故なのか？と考えることがあります。

私の分析で言うと「良質な出会いをし、良質なパートナーを早い段階で見つけ、早い結婚をしている」女性が多い所に、ヒントがあるのではないか？と考えます。

進化論的に言えば、女性は妊娠、出産、子育てへの投資量やリスクが大きいため、あまり軽率で衝動的な性衝動は起きず、さらに、より良質のＤＮＡの子どもを産みたいと思う。それは、自分や自分の子どもが、保護され食料を運ぶ人、つまり経済的に安心した状況で育ってほしいと願うからだと唱えられています。

その反面、男性は代表的な男性ホルモンで主として精巣の細胞から分泌されている「テストステロン」があるため、女性とは相反する。と言われています。

つまり、男性は丈夫な子どもを産み、しっかりと育ててくれる能力を持ったパートナーを獲得することが進化論的メカニズムであり、

女性は、生まれてくる子どもと自分のために、食料・金銭・保護・安全を十分に提供してくれるパートナーを獲得する。というのが生き物の本来の自然な形なのでしょう。

よって、男性は若い時期に若い女性との結婚を求め、女性は若い時期に将来安定できそうなパートナーを求める。というのは自然な姿だと思います。

そのような自然な結婚をしている女性が多いのが、ジェネリーノたちの特徴とも言えます。

参考文献：「恋愛科学講座」　伊東 明 著　アスペクト発行

マッチングとは？　相手の考え方や態度、信念などに共感し合うことで、社会心理学者の言葉では、「態度や価値観の共有、類似」ということだと言われています。

恋愛中には、表面的に共感し合っていても、結婚に至ると、結婚式から始まり出産や子育て、教育や親族との関係性など、たくさんの共同作業があるので、恋愛しているときにはなかった不満がでてくるのは、意見を言い合う場面が増え、「価値観の共有」に本音が出てくるところが違うのだと思います。

「うまくいく夫婦」とは、価値観と態度をある程度共有していていて、お互いの考えを尊重できる、尊重まではいかなくとも、許せる部分で折り合える関係、つまりマッチングしている夫婦です。

このためには、付き合っている段階から、しっかりと相手の考えを引き出し、よく話し合い、価値観をしっかり共有しておくことが大事のようです。

ジェネリーノの主婦たちは、学生時代を共にしたり、会社での勤務を経て長い年月をかけて夫婦の絆を作り上げている、長い関係性のご夫婦が多く、価値観の共有、あるいは合わない部分も含めて、お互いを理解しあっているように思います。

参考文献：月刊プシコ創刊号掲載　特集「女との男のマッチングセオリー」　文 松井 豊　ポプラ社発行

また、関係がうまく続いている夫婦は、お互いに、片方が悲しいときは一方が慰めてくれる。片方が困難な時は一方が支えてくれるなど、いつもお互いに役割を補い合えている夫婦だと言われています。

時に、それが交互になることもあるので、相手が辛いときには我儘を受け入れてあげるなど、支え合っている夫婦です。

それは「思いやり」という人間の基本的姿勢にもつながりますが、やはりマッチングできる関係性の相性は大きいのかと感じます。

一方だけが我慢をして相手に合わせてばかりだと、関係性は壊れていくのだと思います。そんな意味も含め、奥さんの好きなことを好きにさせてあげて、お互いにフォローし合う関係が望ましく、子育てしながらも、自分自身の輝きを社会で役に立てるように頑張っているジェネリーノの女性たちの陰には、それを応援している旦那様の姿を垣間見ることがあり、お互いを尊敬し認めていることがわかります。

相補性とは、さらに周囲との役割がうまく適合している側面も大事だと言われています。

つまり、ペアとなったときに、ユニットとして周囲とうまくいっている関係性。お互いの共通する友人や親族や趣味の仲間たちなど、ユニットで仲良くしていたり、多くの人たちと適合できる夫婦は、長続きするそうです。

これらが、「相性の良い夫婦」だとすると、ジェネリーノの女性たちが夫婦仲がよいことが納得できます。

参考文献：月刊プシコ創刊号掲載　特集「女との男のマッチングセオリー」　文 松井 豊　ポプラ社発行