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男性の心をとらえる女性の魅力(自分ブランディング)/2012年12月

「国王に王冠を捨てさせた魅力」シンプソン夫人

今日は、自分ブランディングの一つとして、男性の心をとらえる女性の魅力について考えてみたいと思います。

私がまだエンターテイメント企業で、大型施設の空間コンセプトデザインの仕事をしていた時のお話。私はある有名海外ブランドさんの、バッグの新商品発表会で、商品を魅せる新しい試みとし、「永遠の愛」をテーマとする、空間を利用したアトラクションを企画したことがありました。

 

シナリオとロジックをつくるために、女性たちが憧れる永遠の愛のテーマで、多くの文献を読み、追求した人物がいました。

それが、 「ウォリス・シンプソン」です。

ウォリス・シンプソンのドラマティックな恋愛は、多くの人たちに語られています。またシンプソン夫人は、その有名ブランドのバッグを好んで使っていたといわれていました。

 

ウォリス・シンプソンは、魅惑の王子と呼ばれた、ハンサムな王子の心を虜にしました。

そしてその王子は、ウォリスと恋に落ち、その後国王に継承された際、シンプソンを王妃にすることを国民に反対されました。そしてシンプソンを永遠に得るために、王座を捨てた・・・・・創作された映画よりもロマンティックな恋愛物語です。

 

一般的には、ウォリスはあまり美人ではなかった。と表現されています。

一方、王子は常に周囲に若い美女たちが群がる、モテモテのプレイボーイ。そして王位継承者。

 

そんな王子がなぜ、一見地味な中年女性(恋におちたときは35歳)、さらに離婚歴まである人妻のウォリスに夢中になったのでしょう?

調べていくうちにわかったのは、彼女が人に与える「意外性」です。

温かい微笑み、エレガントさ、気取りのなさ。そして誰にでも率直な意見を言う、自然な態度。その洗練された立ち居振る舞いと、ユーモア溢れる会話のセンス、などでウォリスは会う人会う人をことごとく魅了した。と伝えられています。

 

そして、王子と知り合った最初の会話はまさに意外性に満ちたものでした。

「私は殿下に失望いたしましたわ。もっと気の利いた会話ができる人だと思っていたから」というようなことを自然な感じで率直に伝えたといいます。

この「意外性」が、いつもチヤホヤされていた王子の心をとらえたのでしょうか?

夢のような愛ある生活にあこがれるのが、女性の本音

パイロットの妻から社長夫人、2度の離婚から最後はモテモテのハンサム国王に王冠を捨てさせ結婚・・・・という展開は、女性なら一度は妄想し憧れるような女性のシンボル。しかも普通なら、年齢と共に、ましてや離婚を繰り返していたら、結婚の幅はどんどん狭まっていくのが普通なのに、ウォリスは逆に年をとるごとに、みごとに女性を開花していったのです。

 

女性の大半は結婚を夢見て、男性から愛され、何よりも自分を大切に思い、自分を妻にするために、すべてをかけてほしい。と願うでしょう。

また結婚した女性は、夫に一生大事にされて、夢のような愛のある生活を送りたい。と考える人が、まだまだ多くいらっしゃることでしょう。

女性はどんなに強くても、自立していても、1度は結婚する男性像に、夢を描いたことがある。それが本音ではないでしょうか? 

 

ウォリスは、まさに恋をひとつ得るたびに、自分を磨き、大人の女性としての魅力を積んでいった女性。そして単に移り気という訳ではなく、最後は王冠を捨てたウィンザー公と結婚し、35年の結婚生活を遂げ、愛に満ちた生活を送った女性なのです。

 

作家の山崎洋子さんが表現するウォリスは、ウィンザー公にとって、全宇宙であったのではないか?と書かれています。

ー山崎洋子著 「【伝説】になった女たち」 光文社発行 シンプソン夫人ーより

つまり、母であり、恋人であり、親友であり、そして彼に自信と希望を与えてくれる女神であったと。

「母であり、恋人であり、親友であり、女神である」女性とは?

「母であり、恋人であり、親友であり、女神」。男性にとって、なんて理想的な女性。

ふと見渡してみると、私の友人たちでも、長年、仲の良い恋人や夫婦は、女性が4役をこなしているように思います。

 

ここからは、個人的な価値観になりますが、

1、男性にとって、母である女性は、振り向けばつねにそこにいて、寛大な心と余裕が必要かもしれない。

 

2、男性にとって、恋人でいる女性には、ロマンティックさを持ち合わせ、時と場合によって演出できる演技力と想像力が必要かもしれない。

 

3、そして男性にとって、女性が親友でいるためには、自分自身もその男性と同じくらい、常に知性と感受性を磨いていなくてはならない。社会にかかわって、異業種の方々とコミュニケーションを繰り返していなければ出来ないこと。

 

4、そして最後の女神。これは難しい。男性にやる気とパワーを与える手腕は、人生の中で、中身の濃い恋愛を何度か繰り広げ、辛さも楽しさも苦しさも、喜びも、ある程度深く経験した女性にしか出来ないことかもしれない。ですからシングルであるならば、恋のチャンスのある女性たちは、どんどん恋をするべきだと思います。

 

もし、上記4つをすべて持つ女性がいたのなら、男性の心をとらえるだけじゃなく、すべての人の心をとらえる魅力的な女性かもしれません。

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Mama's profile/プロフィール

松前 博恵

松前 博恵 【ブランドカウンセラー】

記事テーマ

子育てしながら自分の強みを生かす「自分ブランディング」の作り方

ジェネリーノには、多くのカリスマ・ママブロガーさんが登録されています。自分だけのオリジナル「強み」を生かし、その道の達人として著書を出したり、講師になったりと、普通の主婦から飛躍的な活躍をされる方も多数。活躍オーラを持つ秘訣、オリジナルブランド作りにはどんな秘密があるのでしょう?ブランドカウンセラー松前がその秘訣をお伝えします。

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