前回は、作品を作る方やプロデュースを仕事にしている方々のプロフィールの効果的な作り方について、私の考えをまとめました。
今回は、コーチングやビジネススキルなどのお仕事をされている方の、プロフィールの作り方についてご案内したいと思います。
コーチングは人の話を聞いて、その人の持つスキルや経験を整理し、自分の足で次の選択を考えていくためのツールだと私は考えています。
もし、そうだとしても私が人にコーチングを頼むときに、その人に同じような経験がないと、(必ずしも同じ職業の経験という訳ではないのですが)
どこかで不安を覚えるので、たとえば、子育てコーチングなら、子育て経験のある人にお願いしたいと考えますし、仕事なら社会を経験し全体像が見える人に相談したいと考えます。
そうなると、その人がどの分野に強いのか?がはっきりプロフィールでわかる方が、よりセグメントされたお客様が集まり、専門性が高まり、集客においても実績においても効果的と考えます。
例えば、子育てでも「勉強系」に強いのか?心の不安に強いのか?やはりそれぞれに、特異性があると思いますので、そういうところもしっかりわかるようなプロフィールが必要だと感じます。
以前、こんな相談を間接的に受けたことがありました。「子育てコーチングの講座を作り、広告をうったのですが全然人が集まらない」という悩みです。そこでその方がどんな経歴をお持ちなのかを伺ってみたら、「子育てはしたことがない」「結婚していない」「コーチングの講座を受けたことがあるが資格はない」「今までまったく別の仕事をしていた」
なぜ子育てコーチングなのか?と伺ったら、「それが今、世の中にとても必要だと感じたから」
つまり、彼は社会のために、ママたちのために動こうとしていたのですが、あまりの無謀ぶりにびっくりして、返す言葉もありませんでした。
そこから深くはお話ししてないのですが、おそらく彼にももっと自分に特異な分野、今まで経験してきたことがあったはずです。それを強みにして、その経験をもとに、人に役立つ仕事ができるはずだと考えます。
このような方々の特色は、「時間を売る。あるいは知識を売る。」という職業ですから、プロフィール負けしない経験とスキルはやはり必要ですね。
プロフィールは、所詮、プロフィール。
と思う部分もあるのですが、やはり人間は先入観を持つ人たち。
本当に腕が良い、または素晴らしい仕事をする、あるいは、話がうまいという特技があって感動をしたとしても、そこに付加価値として、納得できるプロフィールが最初にあると、不思議なことに「もっと美味しく感じる」「もっと感動する」「もっと納得する」という「もっと」を引き起こすことになります。
例えば、テレビで、その道の超達人が、「松前さんはすごい納得いくコメントをしていて、素晴らしいプロデュースをなさる人!!」と私のことを褒めていたら、皆さんは私を見る目が変わりませんか?
普段から、私がハッピーノートで書いていることに、万が一納得していたとしても、それを聞いたらさらに「なるほど、松前さんの言っていることはさすがだ!!すばらしい!!」
とパワーアップして思うような気がしませんか?
例えば「あの人は、超ラグジュアリーな世界的なブランドのイベントを仕切った仕掛け人」と聞いたら、「なるほど。だからセンスがいいのか」
などと、思いこんだりしませんか? プロフィールとはそういうものだと思います。つまり、先入観を仕掛けるものです。
皆様、如何でしたでしょうか? あれこれと言っておりますが、ブランディングというものは、面白くて奥が深く、ストーリーやドラマがあります。そして、地道な努力が必要。思い切りも必要。迷うことも必要。そして、正解はありません。
松前 博恵 【ブランドカウンセラー】
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ジェネリーノには、多くのカリスマ・ママブロガーさんが登録されています。自分だけのオリジナル「強み」を生かし、その道の達人として著書を出したり、講師になったりと、普通の主婦から飛躍的な活躍をされる方も多数。活躍オーラを持つ秘訣、オリジナルブランド作りにはどんな秘密があるのでしょう?ブランドカウンセラー松前がその秘訣をお伝えします。