自分ブランドとは、一言で言うと、「人から見られている自分のイメージ」または、「人から期待されている貴方のイメージ」です。
では、自分のブランドは何かを考えていきましょう。
まず、考えて頂きたいのは、あなたはすでに「ママ」というブランドをお持ちだということ。「ママ」=子供を出産し育児をしている女性です。
それでは次に、人々がママに対し持っているイメージや期待を、想像してみてください。お料理など家事をしている家庭的なイメージが浮かびませんか?
昨今、芸能人でママが増えています。仕事柄、タレント事務所さんとのお付き合いもありますが、ママでありながら、家庭的、子育てをしている。というイメージをあえてつけない戦略の女優さんやタレントさんもいらっしゃいます。ドラマや映画での役や出演する番組に制限が出てくる。というのが理由です。
その反面、「ママタレント」としてママを売りにしているタレントさんもいらっしゃり、家事やお料理の番組や、家電のコマーシャルなどでも活躍中です。
このように、すでに「ママ」として期待されているイメージは、貴方の仕事にとってメリットを生むのでしょうか?逆でしょうか?それを活用するかどうかは、自分ブランディングにかかわってきます。
あなたが今後、「自分ブランドを確立していきたい」と考えるのであれば、まずは「ママである」ことをブランドとして活用できるかどうか考えてみてください。
もしすでに自分をブランディング化できる職業をお持ちなら、その職業とママブランドに相乗効果があるのかどうか?も考えてみてください。
例えば、私は以前メーカーの研究開発部に勤めていました。育児休暇が明けて戻った先では、次世代カーナビのコンセプト企画プロジェクトの一員として配属されました。そのプロジェクトにおいては、男性が仕事をする上でパパであることは関係ないように、ママであることは意味をもちませんでした。
つまり、独身の時と同じ仕事量と質を強いられる職場に戻ったということは、ママであることを周りに知らせる必要もなく、独身時代と変わらない自分ブランドを求められるということでした。
このように、あなたが仕事をする上で、ママブランドが必要か?必要ではないか?を考え選択することも、自分ブランド作りに役立ちます。
では次に、ママブランドによって仕事との相乗効果がある方について考えてみましょう。
子育てや家族、ママに関する仕事をしている。またはこれからそういう仕事をしたい。と考えている方は、堂々と自分がママであることをプロフィールに添えるだけです。
例えば、職場が「子育て」に関連する商品を研究・開発・企画・販売・運営している。または、顧客ターゲットに「ファミリー」も強い企業。さらに、家事や子育ての得意分野をそのまま仕事に繋げているフリー専門職の方、または、これからつなげようと考えている方などは、ママを打ち出すことでメリットに繋がります。
つまり、ママであることが、直接仕事に繋がるという意味です。
次回は、ママブランドの分類についてご説明いたします。
松前 博恵 【ブランドカウンセラー】
記事テーマ
ジェネリーノには、多くのカリスマ・ママブロガーさんが登録されています。自分だけのオリジナル「強み」を生かし、その道の達人として著書を出したり、講師になったりと、普通の主婦から飛躍的な活躍をされる方も多数。活躍オーラを持つ秘訣、オリジナルブランド作りにはどんな秘密があるのでしょう?ブランドカウンセラー松前がその秘訣をお伝えします。