クローゼットの整理収納特集が続いておりますが、いよいよ大詰めです。
衣類を「全部出す」、「分ける」作業でお手持ちの衣類を俯瞰することができましたね。
それでは、衣類をクローゼットにしまっていきます。
クローゼットのスペースと、衣類の全体量は合っていますか?
実際にしまう前に今一度収納スペースを確認しましょう。
クローゼットの容量に対し、100%または容量を超える120%の衣類を無理やりしまうとたたみジワができたり探しだすことができなかったりとまた問題がでてきますので、ゆとりがあるくらいがベストです。
ハンガーにかける衣類は、「しまう」という動作がポールにかけるだけですので、とても簡単です。
アウターやたたむとしわになりやすい衣類などが対象になります。
なるべくならハンガー収納を多くしたいところですが、ポールの長さ=スペースが決まっていますので、厳選することが大切です。
ハンガーにかける衣類もゆとりがないとしわができてしまうので、気をつけましょう。
見た目もスッキリさせたいのであれば、衣類を色別にすると視覚からもスッキリを実感できます。
また、ハンガーも揃えることをオススメします。
ハンガーの色や形・素材がバラバラだと統一感がありません。
ハンガーを揃えることでよりスッキリ感が増します。
ハンガーもいろいろなものが売られています。
滑りにくいもの・薄くてスペースをとらないものなどがありますので、自分の衣類にあったハンガー選びをしてください。
ハンガーの幅もいろいろありますので注意してくださいね。
一般的に女性の衣類には、幅38センチが適しているといわれています。
クリーニング店のハンガーは、幅44センチほどありますので、女性の衣類だと肩がハンガーで伸びてしまうこともありますのでこちらもご注意ください。
たたんで収納するときのポイントは、①「立てる」②「仕切る」です。
たたんで収納する収納用品の代表例は箪笥と衣装ケースです。
共通点として「引き出す」という動作をします。
したがって引き出したときに、全体が俯瞰できていることが大切です。
引き出し全体のどこに何が入っているか一目でわかるようにしまいます。
ですから衣類は立てて収納するということがポイントになるのです。
「仕切る」がポイントとなるのは、引き出しは面積が大きいですから、やわらかい素材の衣類を立てて収納すると倒れてしまったり、崩れやすくなってしまいます。
「仕切る」ことでこれらの問題を解決することができるからです。
また、「仕切る」ことで衣類のグループ分けもできるという利点もあります。
たたみ方のポイントは、引き出しの高さに合わせてたたむことです。
更に肩も幅をあわせると、統一されてスッキリと収納できます。
靴下や下着のたたみ方は、ご自身の管理しやすい方法が一番です。
仕切られた場所に、ポイッとしまったほうが楽という方は、それでも良いと思います。
管理・維持することが大切ですから。
また、靴下も立たせて収納したい方は衣類同様のしまい方で管理・維持しましょう。
スカーフは、素材によって管理方法が変わってきます。
しわが気になる素材は、たたむより掛けたほうがよいですが、しわになりにくい素材であれば衣類同様のたたみ方、あるいは丸めて収納するのもよいです。
ベルトも、ネクタイのように掛けて収納する場合もありますが、引き出しにしまう場合は、仕切りの中に丸めて収納しましょう。
羽鳥 ともえ 【tranquillo主宰】
記事テーマ
現代の社会は、「モノ」「情報」の量が非常に多く、自分にとって本当に必要なモノは何か?と判断することが難しい時代です。「モノ」「情報」に支配されることなく、自らが選び取り、上手く付き合うことが大切です。モノで溢れかえる自宅をスッキリさせ、自宅が一番落ち着く場所・家族の笑顔が満ち溢れる場所にする方法をお片づけのプロがお伝えしていきます。