前回の記事でご自身の利き脳をお調べいただけましたか?
今回は、4タイプそれぞれの特徴・長所を活かしたお片づけ法をご紹介いたします。
インプット・アウトプット共に左脳タイプの方は、実はお片づけ上手な方が多いのです。
「えっ?私左脳/左脳なのにできてない!どうして?」と思われた方もいるでしょう。
そこで左脳に適したお片づけ法をご紹介いたします。
まず、お片付けをする際の最初の手順=要不要の判断。
今までどのような基準で判断してきましたか?
左脳タイプの方は、数字を得意としていますので、この特徴を活かした判断基準にするとよいでしょう。
毎日使っている・月に何度か使う・年に数回使う・数年(3年以上)使っていない
というように「使用頻度」で判断するのです。
また、スケジュールを立てるのが得意でもありますので、作業を前もって計画するとより作業が進むでしょう。
インプット左脳、アウトプット右脳タイプの方。
インプットが左脳ですから、論理的な説明が必要です。
そしてインプットできたことをいざ実行に移そうとするとき、矛盾が生じてしまうことが。
それはアウトプットが右脳ですので、本当は細かく分類したいと思うでしょうし、きちんと整理整頓されていることを望みますが、細かな分類では維持するということが難しいことも。
右脳の特性を活かし、直感で取り出しやすくしまいやすい場所や配置にすることをオススメします。
そして細かな分類よりも、ざっくりとカゴを用いた収納用品を選ぶとよいでしょう。
続いてインプット右脳、アウトプット右脳の方。
モノに愛着を感じたり思い入れがあるモノを手放すことに抵抗を感じやすい方が多いです。
使っていないからといって好きなものを手放すより、単純に「好きか・嫌いか」という判断で決めましょう。
「宝物」と感じるもの、心おきなくとっておきましょうね。
そして論理的な説明で理屈を重ねるより、感覚で行動するタイプですので、この特性を活かした方法にしましょう。
また、アウトプットも右脳ですので、このタイプもざっくりとカゴを用いた収納がよいでしょう。
毎日同じ作業をするといったルーチンワークが苦手なのも右脳の特徴の一つです。
「やらなくてはいけない」「できない私はダメな私」などと自分を責めることなく、少しずつどこに置けばよいか見つけていきましょう。
それができれば追い込まれることなくスピーディーに作業が進むはずです。
最後にインプット右脳、アウトプット左脳の方。
インプット右脳ということは感覚的に物事をとらえます。
完璧にしたいという思いが強いのがこのタイプ。
ということはやる気になったら早そう!ととらえる方もいらっしゃるかと思いますが、ここに落とし穴が。
完璧にしたいがために作業がなかなか進まないということが起きてしまうのです。
これを回避するには、完璧にしたいということは見た目も重視しますので、例えばお気に入りの収納用品を買って家に持ち帰るとテンションがアップして作業がはかどるでしょう。
お気に入りの収納用品ですが、測る作業は忘れないでくださいね。
このように4タイプでそれぞれ得意・不得意がありますのでご自分の脳タイプを参考にしてみてください。
今まで収納本を真似してもできなかった理由もご理解いただけたでしょうか?
脳タイプが同じでも、間取り・持ち物・家族構成・ライフスタイルが全て同じだという人は一人として存在しませんので、片づけ方も千差万別です。
小さな箇所から試しながら、実際にできるかどうか、維持できるかを見極めて、ご自身にとって一番良い方法を見つけてくださいね。
羽鳥 ともえ 【tranquillo主宰】
記事テーマ
現代の社会は、「モノ」「情報」の量が非常に多く、自分にとって本当に必要なモノは何か?と判断することが難しい時代です。「モノ」「情報」に支配されることなく、自らが選び取り、上手く付き合うことが大切です。モノで溢れかえる自宅をスッキリさせ、自宅が一番落ち着く場所・家族の笑顔が満ち溢れる場所にする方法をお片づけのプロがお伝えしていきます。