まだまだ残暑が厳しい毎日ですが、皆様体調はいかがでしょうか?
もう少しで涼しく感じられ、お片づけにもやる気が出てくる季節になるはずです。
少し前に夏物の衣替えをしたと思ったら、もう冬支度ですね。
衣替えも、四季を感じられるひとつの楽しみと思って準備できたら素敵ですね。
さて、前回の記事「整理」本来の意味と目的はいかがでしたでしょうか?
実はこの最初の段階がとても重要であり、この「目的」で整理方法・収納方法が変わってきます。
そしてこのほかにも、自分に合ったお片づけ方法を知ることができるのが「脳」です。
「脳」には右脳と左脳がありますが、今回は右脳と左脳の働きと、お片付けをする際にもこの特徴を活かしながら整理収納できる方法をお伝えします。
お片付けをする際も右脳左脳両方の脳を使って、いるいらないといったモノの要不要の判断をしたり収納方法を考えたり、またそれを行動に移す際も脳の指令によっておこなわれます。
また脳には、「利き脳」があります。
聞き慣れない言葉かもしれませんが、人間には利き手・利き足があるように右脳と左脳どちらの脳をよく使っているかということです。
インプット(情報の取り入れ方)と、アウトプット(情報の処理の仕方)でそれぞれ違います。
自分の利き脳を知ることによって、よりスムーズにお片付けができるというわけです。
自分の利き脳を知る前に、まずは右脳左脳それぞれの働きを理解しておきましょう。
右脳は、ひらめきや直観力に優れ、芸術性に富んでいます。
また、全体を把握する力があり空間的(三次元的)認識にも優れています。
左脳は、論理的であり分析力に優れています。
また、言語理解力があり数字・計算も得意としています。
さて、あなたはどちらの脳をよく使っていると思いますか?
もし今あなたがお片づけが上手くいかないのであれば、自分の脳の癖や行動パターンに合っていない整理収納法だからかもしれません。
収納本をみて、真似して実践してみても上手くいかなかったりするのは、本はあくまでも一例であり自分の利き脳とあっていないからということも要因の一つです。
次に、右脳左脳それぞれの特徴をどのようにお片づけに活かしていけばいいかということをご説明していきます。
片づけ作業でまず最初におこなう要不要の判断。
右脳の方は、気にっているか・気に入っていないかで判断するほうがスムーズにいきます。
感覚的にどう思っているか判断することができるからです。感情にしたがって行動しますので、そのモノに対する思い入れなどで判断しています。
左脳の方は、使っているか・使っていないかで判断します。
使っているか・使っていないかを判断するときは、使用頻度で月に何回使用しているかなど数字をはじき出して分析しています。
左脳が得意とする分析力や数字の認識といった特徴を活かしていますね。
では次に、収納方法ではどうでしょう。
右脳の方は、色や形の認識力に優れていますので、これを活かして色別に収納すると把握しやすいでしょう。
左脳の方は、文字認識に優れていますので、ラべリングをして仕切ると上手くいくでしょう。
ほんの一例ですし、利き脳が情報を取り入れるとき(インプット)と行動するとき(アウトプット)で混合している方もいらっしゃいます。
インプット / アウトプット
左脳 / 左脳
左脳 / 右脳
右脳 / 右脳
右脳 / 左脳
といったように利き脳は4つのタイプに分かれます。
先ほども述べましたが、インプットとは情報を取り入れるとき、アウトプットは行動・表現するときのことです。
お片づけでいうと、インプットはモノを探すとき、アウトプットはモノの元の場所に戻すという行為などがあげられます。
利き脳でもお片づけ方法が違う、向き不向きがあるということがご理解いただけたでしょうか?
自分の思考や行動パターンにどういった傾向があるか意識してみると「そうかも!」と思い当たることがあるかもしれません。
次回はもう少し詳しくお伝えしますね。
withPhoto㈱「だれでもマエストロ」を使用した感想等をインタビューしていただきました。
インタビュー記事はこちらです→★★★
羽鳥 ともえ 【tranquillo主宰】
記事テーマ
現代の社会は、「モノ」「情報」の量が非常に多く、自分にとって本当に必要なモノは何か?と判断することが難しい時代です。「モノ」「情報」に支配されることなく、自らが選び取り、上手く付き合うことが大切です。モノで溢れかえる自宅をスッキリさせ、自宅が一番落ち着く場所・家族の笑顔が満ち溢れる場所にする方法をお片づけのプロがお伝えしていきます。