「この人、ほんとうに言いたいことは別にあるんじゃない?」
ある日、A子さんの息子Bくん(5歳)が「ぼくの電車の本を保育園に持って行きたい」と言い出しました。
A子さんは、Bくんに別の提案をしてみます。
「そうか、保育園でも、安心したかったんだね・・・」
結局、Bくんが本を持って行ったかどうかその後の話は聞いていないのですが、とにかくその夜は、我が子の現在を理解したA子さんと、わかってもらえたBくんは安らかな眠りについたことでしょう。A子さん母子にとって、Bくんが新しい環境で頑張っていることが実感をともなって理解できたことは大きなギフトです。
A子さんの体験談を聞いて、母が子どもの話をこんな風に聴いてあげることは、どれだけ親子関係を、確かなものにするだろうかと私は心から嬉しくなりました。
ココロの声を聴く、聴き方。
高橋 ライチ 【コミュニケーション・カウンセラー】
記事テーマ
子どもたちには、幸せになって欲しい!ママたちの共通の願いですね。豊かなココロを育て、人とつながる「コミュニケーション力」を育み、社会へ送り出しましょう。ブライト・コミュニケーションを実践していくと、ママの人間関係もぐっとラクに楽しくなりますよ。