子どもどうしのケンカについて、親の対応はいろいろ違います。割って入って仲裁する、叱る、ほっとく…どの方法がいいのか、正解がないだけに迷いますよね。
私の子どもの頃は叱られるかほっとかれるかのどちらかだった気がします。でも、コミュニケーションの視点でみると、ケンカは人間関係を学ぶとても良いチャンス。できればこの機会を生かして、子どもの力になっていくとよいですね。
お友だちや、きょうだいとのケンカで悔しい想いをする経験は、子どもの情緒の発達には必要だと私は考えています。「しまった、そんなつもりじゃなかったのに」「悪かったなあ」と後悔したり反省したりすることも。「ひどいこと言われたけど、やっぱり、仲良くしたい」という気持ちや仲直りしたあとにほっとする体験も、貴重な、人間関係をよくしていく力を育むチャンスです。
「Aくんなんか大嫌い!」「Bちゃんたらひどいんだよ」「あいつバカだ」
仲裁とかケンカ両成敗とかいいますが、大人がそうやって解決において権力を持ってしまうことは、子どもたちの解決力が育つ機会を奪ってしまいます。
争いがあるたびに自分の正当性を証明しようとし、親や先生に言いつける、自分に有利な嘘をつく、などどんどんよくない方向へ発展するかもしれません。
まず「1、丁寧に気持ちを聴いて」あふれる勢いがなくなってきたら、「2、状況をもっと詳しく聴いて」いきます。
高橋 ライチ 【コミュニケーション・カウンセラー】
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子どもたちには、幸せになって欲しい!ママたちの共通の願いですね。豊かなココロを育て、人とつながる「コミュニケーション力」を育み、社会へ送り出しましょう。ブライト・コミュニケーションを実践していくと、ママの人間関係もぐっとラクに楽しくなりますよ。