サインを使った赤ちゃんとのコミュニケーションは順調でしょうか?
これまでご紹介したベビーサインは名詞・動詞が中心でした。今回は、形容詞のサインをいくつかご紹介します。
手の動き:両手の人差し指の先をツンツンと合わせる。痛そうな表情も忘れずに。(アメリカ手話)
ママの語りかけ:「(ぶつけたときなど)おてて、【痛かった】ね」
「おなか、【痛い】?」
ある休日の午後に娘が私のところに来て、喉を触ったあと初めて【痛い】のサイン。でも娘が機嫌よく元気そうにしていたのと自分が忙しかった事もあり、あまり気にかけてあげられませんでした。その夜、40度の熱が出て急いで病院へ。お医者さんから喉が真っ赤だと言われひたすら反省しました。
体調が悪い時、子どもでも自分から教えてくれるんですね。「すごいなあ」ととても感心したのを覚えています。
手の動き:手のひらを下に向け、熱いものに触れて手を引くように一気に引っ込める。(日本手話)
ママの語りかけ:「(離乳食中)【熱い】よ、冷まして食べようね」
「(ストーブなど)これは【熱い】よ、触らないでね」
娘と里帰りしたときのことです。初めて見るストーブに興味津々。手を出そうとしていたので、火傷しない程度に熱いところを触らせて【熱い】のサインを教えました。
ホットプレートも「これは【熱い】よ。」と教えると触ろうとしなくなりました。赤ちゃんの時期は火傷が特に心配ですよね。大事なサインなので是非覚えさせてあげてください。
手の動き:片手の指を軽く開き、少し曲げて胸に軽く2回さわる。(日本手話)
ママの語りかけ:「車が来るよ、【危ない】よ」「(机によじ登ろうとしたとき)【危ない】」
このサインは、娘が歩き出して色んな所に行く様になった頃からよく使っていました。目が離せない時期は危険がいっぱいです。【危ない】のサインもとても大事なサインです。赤ちゃんの身を守るためにも、是非覚えさせてあげてください。
ご紹介したサインはほんの一例になります。形容詞のサインは他にも沢山あるので、コミュニケーションの幅が広がりますよ!
三上 千賀 【「ベビーサイン教室」きらり主宰 】
記事テーマ
ベビーサインとは、まだ話せない赤ちゃんとおててを使ってコミュニケーションをする育児法です。 育児ストレスが軽減したり、幼児期の言語能力が高くなったりと沢山のメリットがあります。 そんなベビーサインのお話やベビーサインを中心とした我が家の育児の様子をご紹介していきます。